一般質問の事前通告制は、議論がかみ合って市民が聞いていて、わかりやすくするため。 | 生野タイムズ ふちもと稔 (竹田城・生野銀山)

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議長は議場の秩序を整理

 

4月16日付で新聞折り込みされて市内に配布された「文書」に、議長(つまり私・渕本)を批判することが書いてありましたので、事実をこのブログで書きます。

 

 

「文書」では、「市議を指導する筈の市議会議長から、議員達の質問を大事な方向に導く指示などは、ただの一度も耳にしたことがありません。」と書かれています。

 

市会議員は市民の信頼を得て当選した一人の人格であり、議長が指示するという関係にはありません。部下ではないのです。

 

それぞれの議員が、自らの信条に基づいて日頃から調査研究し、市政の課題や市民の声を議会活動の中に反映させるもので、議長の指示で質問するものではありません。

 

議長としては提出議案に対する質問の仕方や、一般質問(50分間)での質問の仕方については説明し、ルールを守って公正で効率的な質問をするよう議員全員協議会等の場で要請しております。

 

 

 

「文書」では、「ある市議会の本会議で一市議がこの造語英語を市長に尋ねた時、議長はその市議に対して、「市長への事前質問書に書いてないことを質問してはなりません」と注意をしましたが、市民の皆さん、この議長の注意が正しいと思いますか。」と書かれています。

 

一般質問は議員に与えられた大きな権利であり、市政全般にわたって質問(答弁も含めて50分間)することができ、政策提言・政策論争の場として活用すべきものです。

 

議論がしっかりとかみ合い、市民が聞いていてもわかりやすい内容とするために、事前通告制となっています。このため、その場の思いつきで通告にない件について質問するのはルール違反であり、事前の準備のない当局としては十分な答弁ができないため、議長として注意するのは当然です。

 

なお、この件で書かれているASAGOINGという市のキャッチフレーズは、数年前の総合計画に関する審査の中で、当局から造語であるが市の発展にふさわしいものだという説明を繰り返し聞き、これも含めて総合計画を議決しております。

 

英語ではなく、造語によるキャッチフレーズなのです。外部からは、良いキャッチフレーズだと評価の声があります。この説明を聞き入れず、間違った英語という指摘は、造語によるキャッチフレーズ全てを否定するものだと思います。