前半に頂いた作品は「気楽爺の日日是好日 479-1」に掲載させて頂いております。


 俳景 



景俳句コーナー

 縁側に虫のBGMでお茶を飲む

くま笹 さん

 気持ちだけ秋を先取り虫の声

radio1972    さん

 夜夜に夢現なる虫時雨

ぴー さん

 寝る前に 閉める窓越し 虫の声

ぴんころ120    さん

 昨晩と 同じ鈴虫 庭の隅

ぴんころ120    さん

 虫の音が 聞こえて顔を 見合せる

ぴんころ120    さん

 虫たちと無私に瞬く星のこゑ

マック さん

 行き交ふ人と虫のこゑ蝙蝠の舞ふ

マック さん

 急行に流る残像 虫の鳴く

  マック さん

 茶托だし二人でお茶をたまにはね

ぶーにゃん さん

 かほろぎをまねてなきたやきりぎりす

papakatura    さん

 森の中合奏しらねいまかほろ(ぎ)

papakatura    さん

 みないずこほろびしともらゆめに(も)なし

papakatura    さん

 残暑残暑 虫の声すら 秋遠し 

グランフェッテ さん

 虫かごも クーラーつけてと スイッチョン

グランフェッテ さん

 虫の声我の徹夜を囃しをり

nsumax    さん

 風の字に虫が一匹避難かな

秋月の俳句 さん

 夫婦茶に虫籠恋し秋の聲

秋花 花 さん

 虫時雨浴び来て庭の虫時雨

野菊 さん
 その中に亡夫の声も虫の庭

野菊 さん

 夜さんぽ右に左に秋の声

こころ さん

 熱帯夜早く聞きたしリンリンリン

やままかみ さん

 蟷螂や木堂の墓護りけり

himadan    さん

 

俳景短歌コーナー

 赤トンボ今度は君が鬼だよと

  遊ぶがごとく軽やかに飛ぶ
radio1972    さん
 捕まえて軒につるした虫かごへ
  開けてますので何時でも外へ
ぶーにゃん さん
 鈴虫の音色と煎茶を楽しんで
  秋をほっこり感じとる
ROKU    さん
 心地よき秋の音色が棚の上 
  かごの中から流れ出て
神奈川センターフィールド さん
 のぼう城忍びいるのは意味もなく

  空眺めても同じこと哉

マフダ さん

 

俳景都都逸コーナー

 お抹茶の香りぞ移りにけりな

  きみのみ虫の音(ね)聞くや

原遊子 さん

 いつまで続く蒸し暑い夜

  虫の声だけ涼し気だ
radio1972    さん
 虫の音 折り込み都々逸

 昔懐かし/消夏のために/飲むは井戸水/寝る前に

うさぎ♪    さん

 迎えきた夏/新型気候/ノルマのような/熱帯夜

うさぎ♪    さん

 捕まえられて入れられるなら

  プラのカゴより竹の籠
ぶーにゃん さん
 戸棚の上に虫かご置けば 
  秋の音色の心地よさ

神奈川センターフィールド さん
  




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皆様も俳句や短歌と一緒に楽しんで頂ければ幸いです。



日日是好日

 俳景 

相変わらず暑い日が続くんじゃが、

この間、何故か部屋の中で虫の聲が聞こえての

昔の子供達の虫籠を引っ張り出して

女房とお茶を飲みながら

しばし小さな秋を楽しんでみたのじゃ。



虫籠と手前に茶托に湯呑みを置いてみたのじゃ。

皆さんの所では秋はどんな風にやってきておるのじゃろうか。

楽しい作品にしてコメントから投稿して下され。


勝手ですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。



景俳句コーナー

 見送りの母へ振り向く草雲雀 

ジョウイチ さん

 目を閉じて 鈴虫の声 立ちつくす

シュー さん

 鳴きたいが熱中症のかごの虫

 齊藤大柳 さん

 風鈴で鈴虫がする夕涼み

齊藤大柳 さん

 籠の虫茶を飲みながら耳澄まし

里山みのきち さん

 昨年の虫籠探し小5生

Green Keeper    さん

 鈴虫や籠の音色に語らふ夜

こめっ子 さん

 蝉時雨鈴虫声秋変わり

grggrg    さん

 虫籠(むしこ)より触覚ひとつ覗きけり

ハイジ さん

 厠より見る月しろくちちろ虫

笑い仮面 さん

 駒下駄に鈴虫ついてくることも

笑い仮面 さん

 秋の虫何処で鳴くやら水を止む

舞踏シューズの独り言 さん
 秋の夜半最初に鳴くは何の虫
舞踏シューズの独り言 さん
 桃の香に虫も謳うか笑みこぼれ

舞踏シューズの独り言 さん

 お邪魔虫あなたは駄目よ刺すからね

dekokakaka    さん
 遣って来たねいい声がした部屋の中
dekokakaka    さん
 リンリンと緑茶の香り嗅ぎに来た

dekokakaka    さん

 朝寒の土手のBGM物哀し

ramune    さん

 9月から漸くまともに蚊を見かけ

タイド さん

 昼静か...気づけば夜に虫の声

hanako    さん

 盆過ぎて朝夕涼し秋香る

hanako    さん

 虫のゐぬ 虫籠置ゐて 涼を取る

詩麿呂 さん

 虫の声和む夕べのお茶2つ

green    さん

 

俳景短歌コーナー

 夕暮れの涼しき風を受けて

  今虫たちが鳴き秋を告げたり

里山みのきち さん

 塀のなきわが家の庭が少しだけ

  演奏会めく秋の夜長に

mikkon    さん

 金色に輝く稲穂波打って 

  広がる地平雲低く飛び

かわのひかる さん

 朝靄に聞こえる虫の音チリチリと 

  水の音すら少し冷たく

かわのひかる さん

 戸を開けて猫が身動ぎその先に 

  じっと動かねカマキリひとつ

かわのひかる さん


俳景都都逸コーナー

 朝は涼しくなったと思えど

  蝉の声すりゃまだ暑い

里山みのきち さん

 夏の陽射しが弱まりながら 

  いつのまにやら虫のこえ

温泉大好き さん


この続きは「気楽爺の日日是好日479−2」に掲載させて頂いております。



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日日是好日

前半に頂いた作品は「気楽爺の日日是好日 478-1」に掲載させて頂いております。


 俳景 



景俳句コーナー

 待ち人か 来ると言っては 来ぬ野分け

詩麿呂 さん

 すきまよりのぞくどうしのはちあわせ

papakatura    さん

 いとおしや孫女を抱き雨駆ける

papakatura    さん

 ろうそくが写すおかんの必死かほ

papakatura    さん

 ローソクで不安な夜も思い出に

くま笹 さん

 ちゃぶ台にローソク1本嵐の夜

ぶーにゃん さん

 台風過屋根に大きな穴あけて

秋月の俳句 さん

 手燭リビング暗くて旅心地 (みやこ歌)

境一千雄 さん

 避難しようかすまいかただ悩む (みやこ歌)

境一千雄 さん

 どうせ空振りだろうとたかくくる (みやこ歌)

境一千雄 さん

 停電もたまには楽し子どもたち

ROKU    さん

 ろうそくと言えばバースデーケーキかな

やままかみ さん

 燭台へ家族塊る野分かな

ぱるみん さん

 台風禍ロウソクの灯が命綱

himadan    さん

 

俳景短歌コーナー

 停電のふりしてあらわる父ゾンビ 

  懐中電灯逆さ持ちして

かわのひかる さん

 マットレスコの字に建てて小屋にして
  燭台代わりの懐中電灯

かわのひかる さん
 台風の強さ恐れを知らぬ頃 

  靴に雨溜め雨量を測る

かわのひかる さん

 幼き日息をひそめた停電(闇)の夜

  壁の影絵は宴のようだ

ramune    さん

 野を分けて吹きゆく秋の風の音 

  暑き夏との別れに聞こゆ

温泉大好き さん

 雷鳴が大きく響き一瞬に

  辺りいちめん闇の世界へ
ぶーにゃん さん
 窓ガラスいよいよ10号テープ貼り

  風静か経て戻り風も無く

シルバー さん

 台風に振り回された一週間

  “来る来る詐欺“で胸撫で下ろす

hanako    さん


俳景都都逸コーナー

 た 貯めたへそくり

 い いつかは遣い
 ふ ふところあっため
 う 海の外

うさぎ♪    さん
 た 種明かしなら
 い 今いらないわ
 ふ 普段通りで
 う 嬉しい日

うさぎ♪    さん

 明かりを消して蠟燭ともし

  稲光みる夏の宵
ぶーにゃん さん
 外は大風閉じ込められて 
  電気途絶えて暗闇に

神奈川センターフィールド さん

 部屋の真ん中ろうそく立てて 

  風もないのにゆらめいて

神奈川センターフィールド さん

 ゆらゆら揺れる灯を見ていると 

  はるかな昔思い出し

神奈川センターフィールド さん

 


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日日是好日