お客様の不調を改善できない
マニュピレーション（揉捻・じゅうねん）とは？
身体を十分に弛緩させる『マニュピレーション（揉捻・じゅうねん）』という方法で筋肉を緩めています。字の通り、筋肉を捻じるように揉みほぐすマッサージ法です。
施術感覚的には『筋肉の動く方向に、動く分だけ動かす』のです。この「動く分だけ」はお客様によって個人差があり、筋肉の動く範囲を超えたマッサージは筋肉の刺激が多すぎて揉み返しの状態になりやすいのです。その為、まずは正確なマニュピレーションを身につけます。
まず筋肉をてのひらで面でとらえて、表層の面積の広い筋肉を動きやすい方向に動かします。指圧のようにポイントを狙って刺激する事はしません。この時点では強い揉み方は必要なく、筋肉の動く方向を見極め、とにかく動きやすい方向動かしていきます。
この『動きやすい方向』が、筋肉を緩めるポイントです。表層の筋肉を緩めてから深層筋のこりの強い場所にポイントをしぼり、肘や指先を使って同様に筋肉の動く方向に緩めていきます。
マニュピレーションは普通のマッサージとは手の動かし方も違います。肘・手首を脱力させて動かしているので、はたから見ればせわしなく動いてみえるかもしれません。施術的には、お客様の筋肉と手が一体化するような感覚です。ゆらゆら・くるくると筋肉を動かす感覚のため、お客様に「いろいろなマッサージに行ったけど、こういう感覚は初めて！」とも言われます。
表層の筋肉のほぐしは大変心地よく、深層の筋肉は効果を感じるしっかりしたマッサージです。
筋肉をほぐす重要性 骨の矯正だけでは不十分
骨のズレを矯正しても、痛み等の不調が取れない場合があります。その場合、不調の原因は骨のズレではなく、筋肉のほぐし方が不十分だからです。筋肉トラブル（凝り）により神経が圧迫された不調は、筋肉トラブルを解消してこそ不調が改善されるのです。
また筋肉がしっかりほぐせると、骨格は自然と元の位置に戻ります。軽度の骨のズレに対しては、結果的にマニュピレーションでも骨格矯正と同様の効果があります。
コリやハリがあると筋肉のバランスが悪いため、骨格矯正をしてもまた歪んだ状態に戻ってしまいます。筋肉をしっかりほぐす事で矯正効果を持続させ、歪みに戻りにくい状態にします。このような点から、筋肉のほぐしは大変重要なのです。
講座での習得ポイント
・眼精疲労
・肩こり
・腰痛
・神経痛
・膝痛
・脚のむくみ、疲れ
・慢性的な筋肉疲労
お客様の不調改善させたいセラピストの方はもちろん、筋肉のほぐし方に自信が無い方や不得意の方にも、ぜひご参加頂きたい講座です。施術現場ですぐ使えるテクニックをお伝えします。
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