銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

昨夜のNHKネタドリという番組で、がんの自由診療について放送していました

 

 
番組の構成は
 
①がん治療が入院→外来にシフトしたことで、がん患者が正しい情報を得ることが難しくなった
この理論はちょっと無理がある、、、こじつけ?
 
外来にシフトしたのは、その方が病院の利益が上がるからです
 
 
 
②そのことで様々な代替医療や自由診療に騙される人が多くなった
 
ウィンメディックスの事例が紹介されていました

 

ウィンメディックスについては、昨年話題になりました

 

 

未公開株詐欺での逮捕でしたが、、、
 
知り合いでこちらの未公開株を買った人がいて、話を聞いたら、まさにこんな感じでした
 
 
もう一つの例は、サプリメントでがんを治すという自由診療クリニックに騙されたというものです
 
どちらにも共通しているのは、標準治療を否定するという姿勢でした
 
それはさすがに、、、ねぇ
 
このような図も出されていました
図の中の標準治療のところで、「国が安全性・有効性を確認済み」とありますが、ここ、一番患者に響かないところだなと思います
 
医療者が考える有効性=生存期間が延びる
一般の人が考える有効性=がんが治る
 
医療者が考える安全性=抗がん剤での(致命的にならない程度の)副作用
一般の人が考える安全性=副作用がない
 
ここは、ずっと埋まらない溝だと思います
 
 
 
③そうなる背景に病院・医師側の問題もある
 
ここはサラっと流されました
 
解説の若尾先生が務める国立がんセンター自体が、患者対応最悪ですから、強く言いづらいのかもしれません
 
 
 
④病院が最期まで診る取り組みを紹介
(川崎市立井田病院 腫瘍内科西智弘先生)
 

 

 
西先生は良い人なんだけど、たまに言い方キツいんですよね
 
ガチャって言われちゃうと、外れた人たち(がん患者の多く)は嫌ですよね、、、
 

 
 
あとは、これも患者に響かないよな、、、

 

自由診療叩きを前提に作った番組ですが、全体の流れがイマイチだなと思いながら視聴してました

 

 

自由診療もできて、最期まで診られる病院、、、作らなきゃなぁ、、、

 

 

 

 

 

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