銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
こんなニュースがありました
共同通信は見やすい図までついています
女性医師-女性患者で死亡率が低いのは、記事の中でこう推測されています
女性同士だと患者が気兼ねなく症状を打ち明けやすいことなどが背景にあるのではないかと推測。チームの宮脇敦士・東京大特任講師(公衆衛生学)は「日本でも女性医師は少ない。同様の傾向があるか調査し、医療体制による患者の不利益を減らしたい」と話している。
どうようの話はだいぶ前から行われていて、たとえば2018年の東洋経済にも掲載されています
その中で紹介されたデータ
・女性医師は男性医師よりも患者の話を聞く時間が平均2分ほど長いことがわかった。
・男性医師は会話の脱線を防ごうとして、患者の話をさえぎってしまうことが多い。患者の話に口を挟むまでの時間は、女性医師の場合は平均3分、男性医師の場合は平均47秒という研究もある。
上記を見ると、女性医師の方がコミュニケーション能力が高く、(同じ女性同士というもあり)心を許して症状を聞き出したり気づきやすいということもあるのかもしれません
世の中の半数は女性なので、女性医師がもっと増えれば、医療もよりよくなるのか、、、とも限りません
ただ、女性医師が全体の2/3と多いイギリスなどでは、救急対応や専門性の高い領域などに女性医師が少なくて、苦労しているとも言われています
世の中の流れ的に、日本も女性医師が増えていくと思いますが、ただでさえなり手の減ってきている救急対応や専門性の高い領域はどうなっていくのか、、、
話を本題に戻すと
確かに女性医師はコミュニケーションや心のケアがきめ細やかだと思いますが、そうでもない女性医師もいるし、男性でも話を引き出すのが上手な医師もいるので、必ずしも男女差だけで決められる問題ではないかもしれません
一番大事なのは
医者が自分の話を聞いてくれている、自分のことを気にかけてくれていると感じてもらうこと
だと思います
がんセンターとか忙しい病院の外来だと、そういったことを感じる機会は少ないかもしれません
当院の患者さんたちはその辺は割り切っている方が多く
標準治療はがんセンター、自費治療+がん全般の相談は濱元に
って感じになってます
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