銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

こんな記事がありました

 

 

何か気付きませんか?

 

珍しく、ステージ4bって詳細に報告しているんです

 

 

 

えーっ、ステージ4にも種類があるの??

 

って感じですよね

 

普段は詳細な分類を使わずに、ステージ4とするのですが、実際は細かく分類されているんです

 

国立がんセンターのHPを見てみると

大腸がんの進行分類

 

M1a、M1b、M1cで、4a、4b、4cに分かれています

 

この違いは

M1         遠隔転移を認める
   M1a      1臓器に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く) 
   M1b      2臓器以上に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
   M1c      腹膜転移を認める
      M1c1 腹膜転移のみを認める
      M1c2 腹膜転移およびその他の遠隔転移を認める

 

 

石川議員のステージ4bは

 

2臓器以上に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
 

ということになります

 

2臓器以上とは言っても、大腸がんは抗がん剤治療が良く効くので、これから治療を頑張って欲しいですね

 

ただ、腹膜播種があると話は変わってくるのですが、それはなさそうなので、大腸がんステージ4の標準的な治療で良いと思います

 

 

肺がんも、ステージ4で詳細に分類されます

表4 肺がんの病期分類の表

 

 

 

膵臓がんも昔は4aと4bに分かれて治療法に差がありました

 

 

図「科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン(2009年版)」膵癌の治療選択

 

現在ではabの区別なく、ステージ4に統一されています

 

 

ステージ4の分類なんて一般の人に役立つ情報ではないのですが、医者側は分類しているんだよという豆知識として

 

 

 

 

 

 

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