銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

がん電話相談室の記事

 

乳がんのステージ1で手術

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Ki67=42%と再発リスクが高そう

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術後に放射線+念のため抗がん剤

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ホルモン療法4年目

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1つの腫瘍マーカーが急上昇

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その後下がって安定している

(でも基準値以上)

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担当医は「上昇し続けなければ大丈夫」と

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再発じゃないか心配

 

という患者さんへの回答がこちら

 

そもそも、再発を見つけるために腫瘍マーカーを測定する必要はありません。惑わされることも多く、測らない方がよいものです。ST―439が高値になった後、それより低めで変動しているようですが、乳がんの勢いを反映しているとは思えません。おそらく別の原因で上がったのでしょう。がんではないのに異常値が出るのは『偽陽性』といい、ときどきあることです。

 

 

むー、何かもやもやします

 

 

記事にある”ST-439”は、NCC-ST439という腫瘍マーカーです

 

乳がんでよく用いられますが、膵臓がん、胆のうがん、大腸がん、肝臓がんなど、消化器系のがんでも上昇します

 

また、偽陽性になる原因として、慢性膵炎、肝硬変、慢性肝炎などがあります

 

 

これまで正常だった腫瘍マーカーが上がるということは、もし乳がんじゃかったとしたても、何かがあるということです

 

そこを調べてあげるのが、安心にもつながると思うのです

 

 

同様な内容を過去記事でも書いてました

 

 

 

担当医が取り合ってくれないのであれば、私だったらがんの再発を見つける目的でPET検査を勧めます

 

そして、胃や大腸の早期がんはPETで見つけることができないので内視鏡検査を、膵炎や肝炎などは採血やエコーで調べます

 

そこまでして何も見つからなかった場合だけ、経過観察にするかな、、、

 

 

あとは、血中循環腫瘍DNA(ctDNA)検査をするかどうかですかね

 

よくあるCTC検査より精度は高く、大腸がんではすでに実証されていて、乳がんでもデータが出てきています

 

ctDNA検査は当院でも可能です

 

 

費用は35万円+消費税

 

結果が返ってくるまで、2-3週間かかります

 

興味のある方はお問い合わせください

 

 

 

 

 

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