銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

先日のヨミドクターの記事

 

コミュニケーションの方法として、雑談を勧めていますが、、、

 

 

患者さんからの声はこんな感じだそうです

 

「担当医と雑談するなんて、絶対無理です」

「もともと説明が少なく、会話もほとんどありません」

「いつも不機嫌で、とても気軽に話しかけられる相手ではありません」

「ずっとカルテの方ばかり見て、私と目を合わせることはありません」

 

まあ、そうなりますよね、、、

 

 

「それでも、雑談をトライしてみてはいかがですか」

と答えたこともありますが、それができたら苦労はない、と返されました。雑談なんてしたら、担当医の機嫌を損ねて、関係をもっと悪化させてしまうということでした。

病気や治療と向き合うだけでも大変なのに、さらに担当医のご機嫌をうかがわないといけないとは、しんどいですね。

 

どうやったら、誰が、このシステムを変えられるんでしょうね

 

 

一応、解決策を提示してくれていました

 

①質問をきっかけにしてみる

「時間がない中、すみません。一つだけ質問してもいいですか?」と前置きしてから、簡潔に質問してみて、それでコミュニケーションがとれれば、それ以降のハードルは下がっていくはずです。質問の数を二つ三つと増やしていけるかもしれません。

 

②メモを見せる

話しかけるのは難しいという方は、メモを作って質問してみましょう。「これだけ教えてください」と言って、メモを手渡してみてもいいでしょう。「私の大切にしていること」や「今の思い」を簡潔に書いて渡してもよいと思います。

 

私も患者さんにこれを勧めています

苦手だったり怖い医師を前にしたら、頭が真っ白になるという患者さんは少なくありませんから、事前にメモを書いていくのはお勧めです

メモを渡されて、無視する医師はさすがにいない…はず

 

あと、質問を書いたメモを受付さんや看護師さんに先に渡したり相談しておくのも手です

その際に「直接渡すのが怖くて…」とか「怒られるかと思って…」といった態度(演技でも良い)をしていたら、「私が力になるわ!」と頑張ってくれる看護師さんは多い気がします

診察前に医師に上手く伝えて、渡してくれますよ

 

③他の医療者の手を借りる

②でも少し触れましたが、、、

担当医とうまくコミュニケーションがとれていないことを率直に伝え、自分の思いを話してみましょう。担当医との間をとりもってくれたり、解決策を一緒に考えてくれたりするはずです。

 

 

①はかなりのコミュニケーションスキルが必要なので、②、③で頑張ってみてください

 

その前に、患者力をつけることも重要ですからね

 

 

 

私自身はと言うと、比較的コミュニケーションスキルがある方だと思うので、①でも可能です

 

最近も、配送の不愛想なお兄ちゃん(20代)にスキルをいかんなく発揮して、彼女の有無まで聞けるようになりました(笑)

 

スキルって言っても、きっかけは「いつもありがとうございます」って言って、お菓子をあげただけなんですけどね

 

私の場合、生理的に苦手な人以外は、まずは話しかれば何とかなる/できるものだと思っています

 

 

 

 

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