銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

こんな記事がありました

 

まったく有益ではなく、混乱させるだけの記事でした、、、

 

 

この記事が言いたいことをまとめると

・検診でがんが疑われたら、開業医か小中規模病院経由で大病院に行く

・開業医や人間ドッククリニックの医師はがんの素人たち

・がんの素人から大病院を紹介しても、大病院側は誰?という感じ

・大学病院に緊張感を与えられる良い医師を探せ

・良い医師は出身大学や病院、専門を調べればわかる

 

なんか、ここまで書いて、気分が悪くなってきました…

 

これ、かなりの数の医師が怒りますよ…

 

記事を書いた人の名前も出さないで、好き勝手なことを書いてますからね

 

 

この記事では、こんな医師を勧めていました…

 

たとえば、東京都荒川区の令和あらかわ病院院長の野村務氏は、じつは日本医科大学附属病院で上部消化管外科医として多くの食道がん患者を執刀してきた、がんのプロ中のプロである。

「先日も、食道がんの患者さんを日本医科大学に紹介したのですが、前もって先方の診療科の責任者に『○月○日の○時にこういう患者さんが行きますので、よろしくお願いします』と連絡を入れました。できるだけ待ち時間が発生しないようにしたいですからね。

 

こんなことができるのは、レアケースです

 

この院長は食道がんの専門で、かつ日本医大の出身なので、日医大の消化器外科には記事のような紹介方法が可能なのでしょう

 

でも、たとえば、がんセンターの呼吸器内科に同じように紹介できるかと言われると、できないと思います

 

病院違い、分野違いの壁は大きいです

 

 

また、記事に

大学病院などへの紹介は、やはり医師のネットワークに依るところが大きいですから、人脈がありそうなクリニックや病院へかかるのは有効でしょう。日ごろから、紹介先の大病院との信頼関係を築けているかどうかも大切です。

 

とありましたが、患者がそれを知ることは困難です

 

大学病院が一つしかないような地方で、大学病院の元教授とかが外来をやっていれば知ることは容易だと思いますが、大学病院が多い都会では、難しいですね

 

あと、東京でよくあるのはコネです

 

・元教授のツテですぐに大学病院を受診できた

・病院長と旧知の仲なので優先的に診てもらった

・紹介者に〇〇万円積んで教授を紹介してもらった

など、東京ではよく聞く話です

 

ちなみに、「お金を積んだけど、実はそんなコネはなく騙された」という人を何人か知っています…


 

あと、患者が自由診療を併用すると、一般の人は「もう診ません」と言われますが、コネのある方々はそんな対応はされません

 

何をやろうがちゃんと診てくれることが多いです

 

自由診療クリニックで、元教授って人を非常勤で雇っているところなんかもその目的ですね

 

 

縦社会ですからね、上司から「この患者さんよろしく」なんて言われたら、下っ端は逆らえないんですよ

 

患者側は命かかっているのに、何その違い?ってなりますよね

 

ほんと、くだらない

 

 

 

 

 

 

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