銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です。


 

昨年末にいただいていたコメント

 

年を跨いでしまいましたが

新年一発目のブログでお返事

 

 

手術や抗がん剤、放射線治療で

がんが一旦消失してしまった人は

いつか再発してしまうのでは…

と気になってしまいますよね

 

 

 

例えば大腸がんですと

 

再発する場合には

約半数が1.5年以内に

ほとんどが5年以内に起こります

つまり、

5年を超えたら

まず再発しない

と言っても過言ではありません

 

 

ステージごとに再発率が異なります

ステージ3だと手術をしても

3分の1が再発するとされており

再発を予防するために

術後一定期間抗がん剤を使用します

 

 

また、大腸がんの中でも

結腸がん(盲腸~S上結腸まで)と

直腸がんでは再発箇所が異なります

上記の図を見てみると

結腸がんはほとんどが

肝臓に再発するのに対して

直腸がんは肺や局所再発が多い

ということが分かります

 

*上記の3つ図はこちらの記事から

 

 

他の多くのがんでも

5年再発しなければ

再発率が激減するので

5年生存率

という言葉が誕生しました

 

 

こちらの記事から

 
図にコメントを書き込みました

 

胃がんのステージ4は

膵臓がん並みに予後が悪く

1年以内に半数以上が亡くなり

生存率は4割弱まで下がります

 

5年までは生存率が低下しますが

5年を過ぎるとあまり変わりません

 

これを見ると、

5年という区切りがいかに重要か

分かると思います

 

ただ、

中には5年という区切りが通用しない

がんもいくつかあります

 

 

 

続きは次回に

 

 

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