銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です。
こんなコメントをいただきました
2022年11月28日に
切除不能な胆道がんの一次治療で
免疫チェックポイント阻害薬
イミフィンジが承認されました
(使用開始時期はもう少し先です)
イミフィンジに関しては
こちらでも紹介しています
イミフィンジはGC療法とのセット
でしか使用することができません
イミフィンジ+GS/GCSは不可です
これで、胆道がんの一次治療は
・GCS療法
・GC療法±イミフィンジ
(状態が悪い/高齢などの時)
・GS療法
の3種類となりました
二次治療はまだ変わりません
現在の状況をまとめると
こんな感じになります
先ほどの質問に戻ります
一次療法のGC療法が効かなくなった場合
(Cに耐性ができたと判断されるため)
Cは使えずイミフィンジも使えません
同じくGCS療法が効かなくなった場合も
(C、Sに耐性ができたと判断されるため)
C、Sが使えずイミフィンジは使えません
唯一、GS療法を行った場合のみ
GC療法+イミフィンジが使えますが
初めにGS療法を行うということは
GC/GCS療法に耐えられない
と判断されているはずなので
負担のかかるGC療法を
次に行うことは無いと思います
<治療効果>
GCS > GC ≧ GS
<副作用>
GCS > GC > GS
個人的には
GC療法+イミフィンジ
↓
GS療法
↓
二次療法
の流れが
GC療法が無効になった後も
ダメ元でGS療法を行えるので
良いのかなと思います
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