GINZA MAGIC -89ページ目

SMOOTH OPERATOR


今日の1曲はSADEの「SMOOTH OPERATOR」(1984)です。アルバム『DIAMOND LIFE』に収録。GINZA MAGICでは『THE BEST OF SADE』を使用。


SADEはUKの4人組グループ。ボーカルSADE ADUのソロと思われることも多いですがSADEはSADE ADUを含むグループ名であります。エキゾチックでミステリアス、クール&ビューティーな雰囲気が漂うSADE ADUはナイジェリア出身です。このグループからSADE ADUを除くとSWEETBACKというグループになり、SWEETBACK名義でもアルバムがリリースされております。

個人的にはギター、サックス担当のSTUART MATTHEWMANの作り出すサウンドが大好きであります。霧のかかった夜明け前の薄暗い湖面を思わせるような、どこかヒンヤリとした肌触りのある幻想的なサウンドが特徴で、MAXWELLやOLU、SANTESSAといった彼がプロデュースする作品群でもそんなサウンドが確認できます。

「SMOOTH OPERATOR」はラテンのリズムを取り入れたエキゾチックなミディアム・ジャジー・グルーヴ。淫媚で艶めかしいサックス・フレーズとSADE ADUのクールなヴォーカルに酔いしれる色気溢れる大人の1曲です。

 

 

SUNSHINE DAY


今日の1曲はOSIBISAの「SUNSHINE DAY」(1975)です。アルバム『WELCOME HOME』に収録。GINZA MAGICでは国内盤7インチを使用。

 
OSIBISAはUKのアフロ・ファンク、アフロ・ポップ・バンドで在英のガーナ、ナイジェリア、西インド諸島出身者によって1969年にロンドンで結成されました。
 
「SUNSHINE DAY」はGINZA MAGICでも馴染みのナンバーですね。マスタード・ステップのフィット・ナンバーでこのステップは他にSAM COOKE「ANOTHER SATURDAY NIGHT」、BRENTON WOODS「GIMME LITTLE SIGN」、MIRIAM MAKEBA「PATA PATA」などで踊られます。
 
「SUNSHINE DAY」はMATT BIANCOのカバー・バージョンもヒットしました。

 

 

SAY YOU LOVE ME GIRL


今日の1曲はBREAKWATERの「SAY YOU LOVE ME GIRL」(1980)です。アルバム『SPLASHDOWN』に収録。

70年代後半から80年代前半にかけてのファンク・グループのアルバム・ジャケットはEW&FやらP-FUNKに見られるように宇宙的な要素を取り入れたデザインのものが多く見られますが、このジャケットも宇宙を意識して作られたように思われます。しかし予算の都合からか、どう見ても宇宙的ではなく、今からみんなで銭湯の掃除しまっせ的な仕上がりになってしまっているのが残念です。そんな残念なジャケットに反比例してこのBREAKWATERのアルバムは最高と言える内容になっております。人も音楽も外見だけで判断するのは良くない場合もあるということですね。

 
BREAKWATERはKAE WILLIAMS JR.が中心となって1971年に結成されたフィラデルフィアのファンク・グループです。
 
そのKAE WILLIAMS JR.ですが、父親が地元フィラデルフィアで有名なラジオDJで更にレーベル・オーナーということも関係してか、非常に素晴らしい音楽的センスを持ち合わせたミュージシャンでありました。
 
BREAKWATER解散後はプロデューサー、ライターとして裏方の仕事に専念するようになりますが、BREAKWATER時代も解散後も、その時代のトレンド・サウンドを嫌みにならない程度にほどよく取り入れた彼の品の良い楽曲群は時代を越えて評価され、特にBREAKWATERの爽やかなグルーヴを携えた2枚のアルバムはフリーソウル・ムーブメントでの再評価もあって今の若いソウル・ファンにも人気があります。前に出過ぎず後ろに引き過ぎず、といった彼の立ち位置もちょうど良い塩梅でその職人的なポジショニングにも好感が持てます。仕事量こそそこまで多い人ではありませんが個人的にも大好きなプロデューサーの1人であります。
 
「SAY YOU LOVE ME GIRL」は賑やかに鳴り響くティンバレスの音色が南国気分にさせてくれる軽快なダンス・ナンバーで爽やかな曲調に身も心も弾む最高のサマー・ファンクに仕上がっております。大好きな1曲です。