来年の干支は子(ねずみ)、毎年そろそろご紹介している江戸時代から続く縁起物の「干支かんざし」や「干支扇子」をはじめ、新年を祝う干支の和装小物たちがチョロチョロ入荷してきました。来週あたりから少しずつご紹介できるかと思いますので、もうしばらくお待ちください。(2019.10.掲載商品)
ということで本日はその前に、トムとジェリーではないですが、ねずみの天敵、猫のかんざしをご紹介(再掲載)させて頂きます。最初にこの「猫かんざし」をご紹介したのは、2012年、それ以来手作り、手描き故、ほんの少しずつ表情(装飾)を変えながら製作してきました。もう何代目になりますでしょうか?そして本日ご紹介するかんざしが最後になります。ご興味を持たれた方は、お早めにご来店、お問い合わせください。
その昔、猫はねずみにお釈迦様とお元日(一月一日)に会うというお約束(おふれ)を、二日と騙され、一日遅れでお釈迦さまのところへ出向いていったら、当然お叱りを受け、元日は昨日じゃ!顔を洗って出直してきなさい!と、お釈迦様に叱責されたとかされなかったとか…(笑)。結局猫は十二支に入ることを許されませんでした。
釈迦話ではありますが、それ以来、ネコとねずみは仲が悪くなったと言われていますね。他の動物たちはねずみを筆頭に、約束の日時にお釈迦様のところへ出向き、目出度く十二支に選ばれ、それぞれが1年を守護する大役を務めることになりましたとさ(日本での十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)。
でも不思議ですね。以前ご紹介した、幕末から明治の初めに活躍されて浮世絵師、月岡芳年(つきおかよしとし)作、「古今比売鑑・薄雲(ここんひめかがみ・うすぐも)」に描かれた猫のかんざしのように、古来より日本人にも親しまれている猫が十二支に入っていないんですから。
「猫かんざし2018【再入荷】|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪・Ver.2」2018/06掲載商品【完売】※製作可
「猫かんざし2018|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪を復刻。」2018/04掲載商品【完売】
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