今日は約1年ぶりに、銀製(SV925)のアコヤパール付きかんざしをご紹介させて頂きます。枝にとまった番いの鶯(うぐいす/春告げ鳥)を模った、大変美しいかんざしです。訪問着など、準礼装の装いにおすすめですが、髪型により洋装のドレスに合わされても宜しいかと思います。結婚披露宴や華やかな式典にお勧めです。
さて実はこの銀かんざし。先日ご紹介しました《鈴蘭のべっ甲かんざし》同様、仕様を変えて10年程前から継続販売している、息の長いかんざしの一つです。しかしながら、アコヤパール仕様のものは今までSNSでご紹介したことがありませんでしたね。
改めて撮影致しましたのでご紹介させて頂きます。カメラのレンズや私の手らしきものが、ところどころかんざしの表面に写り込んでおりますがご容赦ください。黒べっ甲もそうですが、特に銀製品は表面が鏡面状にり、撮影のライティングや角度を注意しないと、撮影者側が写り込んでしまうのですよね。
それでは早速ご覧ください。
1月に《梅のかんざし》をご紹介した時に、梅のことを別名《春告草》と呼ぶというお話を致しましたが、この《鶯》も別名《春告げ鳥》と呼ばれています。春が近づき暖かくなると和歌などにも謳われるように《ホー、ホケキョ》と鳴きます。
余談ですが、《ホー、ホケキョ》と鳴くのは、繁殖期を迎えた《オス》の鶯が鳴きますが、この他にも周りを警戒、威嚇するときなどは《ケキョ、ケキョ》なんていう鳴き声も発します。それでは《メス》はなんと鳴くのでしょうか?気になる方はお調べになってみてください。
【銀製帯留・まとめ】
かんざし本体の形成から彫刻に至るまで、すべて銀職人が手仕事により制作しています。繊細な彫刻もまさに職人技ですが、それ以上に難しいのは平らな地金(本体)に、髪にお挿しになられたとき、かんざしが頭の形に優しく添うように美しい放物線を描いたような曲線を生み出す作業です。
べっ甲の場合は、ご存知のように《熱》によりこの《丸み》を作りますが、銀かんざしの場合は、地金を叩いてこの曲線を形成します。この作業が大変難しく、熟練の職人でないと、この《なめらかな曲線》を生むことが出来ず、のっぺりとした風合いに仕上がってしまいます。そのあたりにもご注目してご覧になってみてください。
アコヤパールはかんざしの裏側に受けを作り、そこに芯立てをして接着し、しっかりと固定されています。(裏側にSV925の刻印)
・銀製鶯アコヤパール付きかんざし【abksf190219-1】¥117,000+税
(SV925/アコヤパール6㎜~7㎜×11個)
(大きさ:約縦123㎜、横76㎜)
※変色防止加工済み。黒ずみにくくなっております。
※工賃、材料費の変動により、予告なく価格が変わるが御座います。
「手彫り銀かんざし、帯留の新作。」ブログ2011年05月12日号
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