本日は武井咲さん主演、黒革の手帖の最終話。いったい最後はどうなったのでしょうか?公式ホームページ、有楽町マリオンの巨大黒革の手帖ポスターなどに使用された、金色の額縁に腰かけた主人公元子が挿しているかんざし、東京メトロの黒革の手帖号(銀座線)、テレビドラマ化に伴って発行された書籍の帯布などにも使用されている水色の涼し気なお着物の元子が挿している象牙製のかんざし。さらにオープニングで毎回流れる黒べっ甲に翡翠をあしらったかんざしなどなど。

 

黒革の手帖2017版では、上記のように本編放送前から全話数に掛けて、かなめ屋のすべて本物のかんざし帯留を多数ご協力させて頂きました。かんざしの意匠も初夏から晩夏のシーズンと言うことで、ある程度の縛りがありましたが、それでもモダン調から古典的なものまで。素材はべっ甲に限らず、しかしすべて本物の素材にこだわらせて頂きました。きっと本日の最終話でも新たなべっ甲かんざし、モダンなデザインから古典的な雰囲気の螺鈿金蒔絵のかんざしなど複数使用(このブログを書いている現時点では、まだ観ていませんが)されていると思います。

 

普段見慣れたかんざしでも、実際に髪に挿して、動き回っている姿を見ることは、今後のモノ作りの上でも大変参考になりました。意匠のモダンさ、古典さを問わず、かんざしの大きさや全体のバランス、形状やカーブの具合、また蒔絵や螺鈿の彩り、彫りなどの装飾手法などなど、どうしたら髪の中で、そして全身の中で最も輝くのか(映えるのか)、これからの新作にぜひ生かしていきたいと思います。

 

ということで、本日はある意味古典的、しかしとても華やかな螺鈿金蒔絵の装飾が施された、素晴らしい礼装用のべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。螺鈿金蒔絵の装飾は、その昔、『東京の三大蒔絵師』のひとりと謳われた、広山(故人)氏の手によるものです。これだけ繊細で見事な螺鈿金蒔絵を描ける蒔絵師は、残念ながら、もうほとんど見掛けることはなくなってしまいました。

 

 













 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

























 

綿密に計算されつくした匠の技により配された、数えきれないほどの極小の螺鈿。24金を使用した本漆と顔料、そして貝の一片一片の色合いだけではなく、かんざしの湾曲具合、貝を置く角度などを計算し、髪にお挿しになられたとき周りから最もきれいに映えるように、様々な表情に変化しながら輝きます。また、この美しい色と輝きは、ほぼ一生色褪せることは御座いません。故に一生もののかんざしです。





































・べっ甲菊螺鈿金蒔絵かんざし 【abkbf170914-1】¥340,000+税

(螺鈿金蒔絵:広山。大きさ:約縦147㎜、横94㎜、厚み5㎜~4㎜)

 

 

 

 

 

 

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、製作時に使用する材料費、工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。

 

 

 

トップページへ戻る最新情報は、ブログトップページをご覧ください。

 

かんざし・帯留商品一覧|サイトマップ商品検索にご活用ください。

 

和装小物商品一覧|サイトマップ商品検索にご活用ください。

 

ブログ内画像一覧月別に各記事のトップ画像が一覧できます。

 

本日はお立ち寄り頂き有難う御座います。またのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

▼こちらも併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

読者登録してね

銀座かなめ屋・三代目のブログの更新情報が届きます。(承認制)

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 和装小物へ
にほんブログ村

★日本ブログ村【和装小物】ランキングに参加中!
上記バナーをクリックして応援して頂けると励みになります。

 

 

かなめ屋 お問い合わせフォーム