■黒留袖にお勧めべっ甲かんざし2016･２種｜新郎新婦のお母様や御親戚、結婚式やフォーマルお勧め

今日はちょうど1年振りに、黒留袖にお勧めな礼装用のべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。結婚式など、新郎新婦のお母様、ご親戚の方で、お留袖をお召しになる場合にお勧めな定番のべっ甲かんざしになります。勿論、第一礼装の黒留袖以外にも準礼装の訪問着などにもお勧めです。

昨年の今頃も同様のかんざしをまとめて掲載させて頂きましたが、基本的な仕様はあまり変わりません。「黒べっ甲」に「アコヤパール」、そして「18K」の装飾が入ったとてもシンプルなかんざしになります。それ故、新たに制作する時、時折、形状や大きさを微妙に変えたり、装飾のアコヤパールの個数などを変えたりと、ちょっとした変化を加える事が御座います。まぁ、すべて機械製作ではなく「人」の手による完全手作り品ですので、その強みを生かし少しずつデザインなど変化を加えていくこともいい事だと思います。

と言うことで、今までご紹介したことの無い、ほんの少しデザインを変えた新作が入荷致しましたので、過去記事に掲載中のかんざしと合わせてご覧ください。

▼「黒留袖用かんざし｜結婚式、礼装用かんざし。黒べっ甲18Ｋパール付き、黒留袖、訪問着にお勧め。」ブログ2015年03月18日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20150318.html　（18K装飾あり）

▼「黒留袖用かんざし｜結婚式、礼装用かんざし。黒べっ甲パール付き、黒留袖、訪問着にお勧め。」ブログ2015年03月24日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20150324.html　（18K装飾なし）

▼【礼装簪･黒留･訪問着･婚礼】（まとめ）
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/theme-10085862283.html

【A】（左右非対称）　　　　　　　　　　　　　　【B】（左右対称）

WEBをご覧頂き、留袖用にお勧めなかんざしをお探しにご来店になられるお客様に良く聞かれることがあります。
『この種のかんざしには様々な種類の形がありますが、どの形がお勧めですか？』
また、
『18金の装飾があるのとないのではどちらの方がいいのかしら？』

まず、最初のお答えですが、お客様のお好きなデザインで結構です。本日ご紹介するかんざしで申し上げれば、向かって左側（左右非対称）【A】のかんざしは、お挿しになられた時幾分シャープな印象になります。また反対に向かって右側（左右対称）【B】は、比較的優しい印象になります。（両方ともほぼ同じ大きさで、アコヤパールの個数も同じ10個ずつです。）

また、以前とあるべっ甲職人さんよりこんなことを聞いたことがあります。
【A】のデザインは関東（江戸）風とも呼ばれ、粋な江戸っ子が野暮な左右対称なかんざしではなく、あえて粋に左右を非対称にしたかんざしを好んで挿していたと言う説があるそうです。
また、結婚式など慶事にお挿しになるかんざしは、左右が対称で末広がりな【B】でなければダメと言う地域もあるようです。今でも時折そうしたお客様がいらっしゃいます。

基本、かんざしは右後ろ斜め上側からお挿しになるのですが（そうして挿した時に綺麗に見えるように装飾がなされている場合が多い。）、ヘアースタイルなどによっては左側から、また違った向きに挿したりする方もいらっしゃいます。左右対称な【B】のようなかんざしですと左右どちらからお挿しになられても気になりませんね。

そして2つ目のご質問の答え。
こちらのお答えも、お客様のお好みになります。
18金の装飾が入ると、黒べっ甲の「黒色」とアコヤパールの「白色」をより一層華やかに引き立てて豪華に映ります。
よって、あまり華美になることをお気になさる場合は、18Kの装飾の無いタイプをお勧め致します。

ご来店頂ければこのようなご説明も含めまして、お客様のお話しを伺いながら、様々な種類のかんざしの中からご要望に合ったかんざしをお勧めさせて頂いております。それではどうぞご覧ください。

黒べっ甲の厚みもしっかりとした厚み（およそ4.5㎜～5.0㎜）を持たせた作りになっています。

・黒べっ甲18Kパール付きかんざし【~~abkbf160325-1~~】~~￥168,000+税~~ 【完売】
（本真珠（アコヤパール約6.5㎜～7.0㎜×10個）/18Ｋ）
（大きさ：縦約130㎜、横約80㎜）

・黒べっ甲18Kパール付きかんざし【~~abkbf160325-2~~】~~￥130,000+税~~ 【完売】※
（本真珠（アコヤパール約6.5㎜～7.0㎜×10個）/18Ｋ）
（大きさ：縦約120㎜、横約74㎜）
※似寄り品が御座います。お問い合わせください。

「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

※天然素材（べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等）、貴金属（金、銀、プラチナ等）を用いた手作り品は、製作時に使用する材料費、工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。

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