最近の結婚式マナー ご祝儀の変化 | ブライダル専門家 婚礼文化研究家 鈴木一彌のオフィシャルブログ

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ブライダル業40年の経歴と婚礼文化研究をとおして結婚式にまつわることをお伝えします。

コロナ禍でご祝儀事情も変化している

金額ではなくて

渡し方

 

それ以前にあったけれど オンライン決済に注目されたりして

これってどうんなですか?と聞かれることもある

どうなんですか?

それは手から手へいかないことでバイキンの心配がないってことなんだからいいじゃない???

と私が言う???ことはないなああ(ごめんなさい業者の方)

 

結婚式のお祝いはそういうものなのだろうか?

何で?日本ではお金をはだかで渡すことをしないのか?

わざわざ 新札にして渡すのか?

紙に包み(祝儀袋)

紐で結び(水引)

名前を書いて、挨拶をして(「この度は誠におめでとうございます」)

渡すのか?

 

そこを是非考えてみてほしい

 

結婚式に行くことが面倒くさい

という人もいる

 

いいじゃんね、

 

誰かの幸せの為

ましてや一生に一度の結婚式に「あなたに来てほしい」と言われているのだもの

そんな風にお相手は思ってくれているのだから

面倒くさい 大歓迎!!!

何ができる?

何でもしちゃうよ~

嬉しいなあああ

って気持ちで行ってあげてほしいなあ

 

わざわざ 新しい服着て

わざわざ 祝儀袋買いに行って

わざわざ 新札にして

 

お金を入れる向きを気にしたり

自分の名前を丁寧に書いたり

 

そこにぜ~んぶ  「幸せになってねええええええええええええええええええええええええええ」って気持ちを込めて行う

 

それが御祝いなんじゃないだろか?

 

ハレの日なんだもん

非日常なのだもんね

 

その想いが嬉しい

 

以前花嫁さんが言っていた

「うちのおばちゃんが朝早く美容院行ってくれたんだ。いつもおしゃれしていないのに、私の為にしてくれたんだと思ったら

その姿を見て涙が出た」と参列してくれた親族の姿を見て、自分の為にわざわざ何かをしてくれたことへの感謝が視覚的にも

確認すると尚響く。

 

神社のお賽銭も同様に

何故 お賽銭を 投げ入れるのか??その意味が解るとキャッシュレスで願いが叶うかって、心配になっちゃう。小心者の私だから

 

ハレの日のこと

マナー

作法  は時に面倒かもしれないけど 便利がベストではなくて

 

それら(ハレの日、マナー、作法)はそこのお相手がいるからこそ成立するもの

目の前の人のお祝いに最大限心を込めた お祝いの仕方で祝ってあげようよ