ブライダル専門家 婚礼文化研究家 鈴木一彌のオフィシャルブログ

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ブライダル業40年の経歴と婚礼文化研究をとおして結婚式にまつわることをお伝えします。

メディア情報
雑誌 story,GINGER  日本の結婚式 ウエディングパーク監修 フジサンケイリビングアイ 
和のウエディング ブログキャスター ビジネスチャンス プロフェッショナルウエディング
ブライダルのお仕事
weco相談役

テレビ 
「お願いランキング」流行りのプロデュース監修「バイキング 結婚式マナー監修」
「クイズ脳ベルshow」クイズ監修 解説
「石橋貴明のタイムとんねる」バブル期結婚式の監修
NHK大河ドラマ婚礼シーン監修 NHK第一ラジオ ごごカフェ婚礼の風習出演
テレビ朝日 「10万円でできるかな」
テレビ東京「ありえへん世界」
NHK Eテレの「バリューの真実」

本  藤本美貴 自分婚 
   2023年10月発売予定

イベント 株式会社ウエディングパーク「2100ミライの結婚式」 過去現在未来 過去監修

【 プロフィール 】
( 仕事 )
ブライダル業界39年
プランナー、ウエディングデザイナー、司会、アテンダー、サービスの経験と学びを生かし 会場プランナー、フリープランナーらを指導

株式会社 Ginza  Fiore 代表取締役
日本ブライダルスペシャリスト協会代表
日本儀礼文化学会 民俗学学会  余暇ツーリズム学会  伝承文化学会 神社挙式研究会員 
( 講師 講演
婚礼文化研究家 として講師講演多数 「ウエディングゼミ研究会」「ホテル結納講座」
テレビ 雑誌コメンテーター
厚生労働省人材育成講座講師

例  
    *コロナ禍の結婚式  
    *結婚式の必要性  *結納の必要性
    *新吉原の揚屋儀礼と婚礼儀礼の比較から結婚式の必要性を探る
    *いい結婚式と言われるオリジナル結婚式の作り方
   *恥をかかないブライダルマナー
    *知っていたい結婚式親の役割 考え方
    *バブル期の結婚式

大学専門学校 非常勤講師 優秀講師賞受賞
1200人以上を指導

ブライダルに関する授業
オリジナルプランニング、和婚、スタイリング、デザイン、新規接客、ブライダルマナー、アテンダー、司会、就職前研修、 資格取得、模擬挙式、本物結婚式、和装 、 婚礼文化と作法

( 学び )
現在 総合研究大学院大学 先端学術院 先端学術専攻 国立歴史民俗博物館所属
國學院大學 大学院にて民俗学修士 日本全国の結婚式事例収集・近世からの研究
婚礼文化研究 伝統文化研究 (京都芸術大学卒)
マナー( 礼法 エコールドプロトコールモナコ講師)結婚式に特化したマナー講師
博物館学芸員資格取得

先祖伊能忠敬のように日本中を歩き結婚式を研究すること、婚礼博物館を設立することを目標に日夜学修を欠かせません。
常にホンモノであること!!がポリシーです。
ライフワークは保護犬猫ボランティア









6月ブライダル業界では

今月はジューンブライドで忙しいでしょう?と聞かれることも多いけど
実は日本全国梅雨入りになることもあって日本の結婚式は10,11月が一番多い。
6月7月8月と業界のイベントが多くあり、全国に散らばっている仲間とも
こうしたイベントで顔を合わせることも多い時期だ。
プランナーに限らず、フォトグラファー、花、演出、衣装、引き出物など各分野が一斉にそろったブライダル産業フェアそれ以降に聞いたトレンド情報をまとめてみたい。

 

新郎新婦の希望

大きく変化しているのはお二人の希望が自分がメインというより
目立ちたくない。
以前にも書いたけれど大々的に入場したり、ケーキ入刀ファーストバイトの流れは好まれない。
席も高さのないフラットな場でメインテーブルを置きたくない。だれもが気軽に話にこれるようにセッティングする。
ゲストにも
何かをしてもらう、例えばスピーチの緊張感だったり、練習してこなければならないことだったり、負担をかけて何かしてもらうことをしない。
両親親族へ
サプライズをして注目を浴びたり、手紙は事前にファーストミート、ファミリーミートのときに渡したりする。
自分たちもゲストも目立つのではなく自然にしていたいのだ。

新婦のドレスの傾向

以前は何着も着て選んだ。
お店を廻ることは楽しみでもあり、新郎にとってはときに苦行であったこともある。義母と意見が合わなかったり、ドレスの試着はかなりの労働なので
休みにたびに結構疲れたものだ。
現在の傾向をいくつかの企業に確認すると
既にSNSで情報収集し、骨格診断、カラー診断済みで自分の好みのデザイナーも決めているので、数点着てみて決まるそうだ。
あまり悩むこともなく2,3点の中から決まる。
以前は試してみなければわからなかった、情報も行ってみなければわからなかったが、今は情報過多なのである程度絞って卽試着できる。
時間がかかると言われた準備も短縮ということと
流行、トレンドは気にするものの流行だからの選択ではなく自分自身に似合うものでなければ納得しないという傾向だ。

引き出物

既にカタログが定番になっていることは皆さんご存知のとおりだが
それも大きな引き出物を持って帰る負担
ほしくもないお皿や食器をもらってもなあ、という声も多かった時代背景から生まれたカタログギフト
今は名刺サイズの席札にQRコードがついていてそこから選択する。
引き菓子も縁起物も同様
ちなみに聞いたところカタログから選択される
1位は包丁
引き菓子は断トツバームクーヘンだそうだ。
引き菓子のカタログ現物を見せてもらったけど、数センチに厚みがあり、そりゃ美味しそうな洋菓子和菓子が並んでいる。悩む~と思うんだけど
結婚式=バームクーヘン王道強し!びっくりしたよ、
クッキー類は人気がないようだ。
ここはちょっとわかる。

演出など披露宴の内容

先に書いたように
何かをしてもらう
ということに抵抗があり、ゲストとの和やかな時間を楽しみたい
という希望から
歓談の時間、各卓を周り話す、共に食事をする、写真を撮影する
写真に関してはフォトスポットを入口以外にもあちこちに作る
ブライダル業界もコロナ禍以降演出業者は殆どいなくなった。
会場は演出会社にその時間頼み、自分のところに自然とお金だけが入るのだから演出業者はほしい様子だけれど、何かあれば仕事がなくなるので再起してくる会社もないだろう。
そもそも新郎新婦から望まれていないのだから目立つようなことは激減するだろう、そんな中ランタンは人気だそうだ。

唯一トレンドと言われているのは

ペットと一緒の結婚式
挙式でリングボーイ、ガールを勤める写真をみたことがあるだろう
それが昨今どこの会場でも見られる
それができないならここではやらない
一緒に写真撮れないならここではやらない
と言われたら会場は何とかするだろう
都内でもペットと宿泊できるホテルも増えてきたくらいだから
結婚式もペットとともに、がメジャーになりつつある

 

大きな傾向 結婚式とウエディングパーティ

また書きますが、昨今は挙式と披露宴という結婚式のカタを重んじるお家と
とにかく結婚したのでパーティやります。
という2パターンに分かれているようです。
結婚式というのは挙式、夫婦になる式をやってそれを皆さんに報告し今後もよろしくお願いしますとお相手を紹介、結婚を報告するためのもの
ご祝儀もいただき、おもてなしの料理をお出しする。縁起も気になる。
ウエディングパーティは
披露宴のあとに挙式だったり、バージンロードと一般的に言われる道も逆走したり、写真のポーズが縁切りポーズであっても映えが基本、感動を作成するのが基本なのであまり関係ない。
とにかく楽しもう!と言うパターンだ。
どちらが良い悪いでなく、そうした選択に分かれているから
自分たちの家や親族の考えは好きにしなさいと言われても今のご両親や親族は2パターンあることを知らないわけで、事前にこうしたことを話たうえでないと全て決まってから驚かれたり反対されないようにしてほしい。
まだ日本にはウエディングパーティをプランニングできるプランナーはフリーランスくらいしかあまりお見受けしない。
今、お二人の本当の意向が売られた演出を買うことや
動画を何本も流す時代ではなくなった。
それに答えることができるプロがごくわずかなことは嘆かわしい。
ちゃんとしたプロに是非お願いしてプランニングしてもらってね。