楽曲について【マリーの架空世界】 | カゲプロ*自己解釈

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マリーの架空世界

じん(自然の敵P)によるVOCALOIDオリジナル楽曲。

切なる願いの話。
「嫌だ、嫌だよ。皆とお別れしたくない!」

「『さようなら』するのがどうしても嫌で、君とまた、明日を暮らしたくて、だから何度でも、私は繰り返すんだ」


目を瞑る話。
じん(自然の敵P)によるカゲロウプロジェクト曲であり、アルバム「メカクシティレコーズ」収録曲。
カゲロウプロジェクト音楽編最終章

童謡を感じさせるゆったりとした曲調であり、語りかけるような歌詞の反面、途方もない切なさと哀愁も感じ取れる。
冒頭の前奏部では、時計の秒針を思わせるような音が刻まれている。

アルバムの初回限定版特典ブックレットでは、佐藤まひろ氏により書き下ろし漫画化されている。


上記の通りこの曲は音楽編最終章であるが、実はじん氏により「音楽編はバッドエンド」と名言されている。
アルバムではこの次はInstrumentalのクライングプロローグで、その語り手もマリー。
初回限定版特典ブックレットの漫画も意味深な内容となっている。

ちなみに歌詞中の「君」とは、十中八九セトのことだと思われる。

歌詞
同じ声 同じ風景に
気付けずに 心は弾むのでしょう

また次の同じ未来も
新しく思えてしまうのでしょう

「どうしたの?わからないよ」
君の目は固く閉じて

夕焼けの色 伝う涙は
切に願う 心を赤く染める

「あのね、また明日も次の日も
君と居られたなら、嬉し過ぎて」

きっと私は、ただ繰り返す
君と明日の空を眺める為

いつか望ていた世界に出逢う為

登場キャラクター

マリーがメイン。


解釈

まず、正史を黒シンタロー基準に考えます。(ブックより)
黒シンタローは18歳でエネを殺害し自身も自害します。
この場合、シンタローはメカクシ団には入りません。
よってエネ、ヒビヤ、コノハも入らないものとします。
(エネはシンタローにより殺害されている。シンタローは死んでいるので遊園地には行かない。
シンタローとエネがいなければ救急車を追いかけないのでヒビヤ、コノハとも遭遇しない。)
しかし多分モモは入っているでしょう。そして兄の死を知らないまま「終わりのないセカイ」へ
挑戦するのではないでしょうか。
シンタローがいない場合、メカクシ団のメンバーはキド、セト、カノ、マリー、モモの四人となります。
時系列を軽くすると

8月14日 モモ、メカクシ団に入団。
8月15日 シンタロー死去(?)
8月16日 メカクシ団、黒コノハ(目が冴える蛇?)により壊滅。マリー以外死去。
      →バッドエンド

ですかね。
正史がどこで終わりを迎えるのかと言うと多分、このあたりでしょうね。

ここからマリーが作り出した「マリーの架空世界」が始まります。
マリーちゃんはセトと会うところからメカクシ団壊滅までの道のりを幾度も繰り返すんでしょうけど、
この「架空」のループって全部同じってわけではないでしょう。
カゲロウデイズでもいくつかの死に方がありましたし。
つまりなにが言いたいのかと言うと、マリーちゃんは「架空」の中でハッピーエンドを
模索しているのではないのかということです。

その「ハッピーエンドの可能性」があるのがシンタローが死ななかった世界、
「ロスタイムメモリー」ではないのかと思うのです。

んん、まぁ、「ロスタイムメモリー」と「マリーの架空世界」が両方とも正史なんじゃないのか、と
言われたらちょっと説明しにくいのですが、ここでREBORN!!のパラレルワールドの話を持ち出します。
あの話はある人物に支配されていない世界が主人公たちがいる世界のみになっていたのですが、
つまりはそういうことじゃないですかね…。正史もそれ以外もごっちゃになってるのでは、と。
しかし一応、カゲロウ内の正史は黒シンタローの世界でしょうね。
「ロスタイムメモリー」の場合の時系列は

8月14日 モモ、メカクシ団入団。シンタロー、エネはPCを買いにデパートへ。
      メカクシ団に遭遇。シンタロー、エネも入団。
8月15日 遊園地。ヒビヤ、コノハに遭遇。メカクシ団へ。
8月16日 「終わらないセカイ」への挑戦。黒コノハ追い詰められる。メカクシ団生き残る。
      →ハッピーエンド

曲名意味

マリー=そのまま

架空世界=想像の世界


マリーの架空世界=ハッピーエンドの世界


PIXIV百科辞典他より引用。