銀時夢小説*数センチ | I LOVE 銀魂~夢小説~

銀時夢小説*数センチ


新企画



↑新企画の発表をしました!



ぜひご覧ください^^♪





久しぶりに小説♪



卒業ネタで、銀八でーす^^





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数センチ







「先生」



「んー、なに」



「先生は、私が卒業したら悲しいですか」



「んー、どーだかなー」



「私は、先生と離れるの悲しいです」



「ふーん」





…先生。



もう一度言ってしまいそうになったその言葉を、



やっぱりのみ込んだ。



ジャンプを読みふける銀八を眺めながら、



今日もいつもの如く教官室にお邪魔している私は、溜息をついた。



もう少しで卒業だっていうのに、先生は顔色一つ変えない。



いつもどおりで、何も変わらなくて。



「…寂しく、ないんですか」



ぽつりと呟いてみる。



分かってるよ、銀八は私を生徒としてしか見てないことくらい。



分かってる、だけど。



ちょっとくらい、寂しそうにしてくれてもいいのに―――…





「…じゃーさ、」





突然、バサッとジャンプを置いた銀八と目が合った。



いつもの気だるそうな眼差し。



だけど、それだけで心臓はドクドクと暴れだしてしまう。



ゆっくりと立ち上がった銀八は私の前に立って、



ポンと頭の上に手を置いてきた。



「寂しいって言ったら、お前はどうしてくれんの?」



「……、」



――少し寂しげな眼差しに、瞬きを忘れた。



「ずっと俺の傍いてくれんの?ずっと高校通ってくれんの?」



「それはっ…――」



思いがけない銀八の言葉に戸惑った。



視線をふらりと泳がせたその瞬間、空いていた右手をとられて。



強く引かれた私は、強制的に立たされた。



――――あっという間に、視界は真っ白な白衣。



背中に回された銀八の腕に、ギュッと抱きしめられていた。



「俺だって寂しくて仕方ねェよ…言わせんなアホ」



耳元に響くその言葉に、胸がキュッと苦しくなる。



わぁ、銀八に抱きしめられてる。



しかも今、寂しいって言った?



嘘みたい、夢みたい。



「……アホって、私のことですか?」



「お前以外にいるかよアホ」



少し体が離れれば、銀八はそう言って口角を上げた。



そのまま、コツンとおでこがぶつかる。



今にも唇が触れてしまいそうな距離で、細められた視線が交わる。



心臓爆発しそう、もう、ダメだ。



慌ててギュッと目を閉じて、その先を待った。



…けど。



「………?」



唇が触れる、数センチ手前。



ニヤリと笑う銀八と目が合う。



真っ赤な顔で目を丸くする私に――優しい声色で、彼は囁いた。





「…続きは卒業してから、な?」








fin.





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ひえ~~!


書いてて恥ずかしい!え


いやでも、こんなことされたら卒業楽しみになっちゃいますよね!←




というわけで新年一発目は銀八でした~^^!






新企画、リレー小説の話し合いもすすんでおります!



更新が始まったらお知らせしますので、ぜひぜひ読んでみてください♪




それではまたっ^^




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