夫がよく
「幸せな人って、感謝できる人だよ」
と言っています。
「運が良くなる」とかではなく、単純に
ちょっとしたことでも「ありがたいな」と感じることができると、幸せな気持ちになれる、ということです。
不満に感じることがあっても
「でも良かったよね‥だってさ…」
と良い部分を見つけられると、気も晴れるというものです。
給食のありがたみ
私たちはよく、千代田区にある
『科学技術館』に行きます。
ポン三郎と竹橋駅から向かうと、途中に
『国立公文書館』があります。
1度も入ったことがなくて気になっていました。
昨日通りかかると、ポン三郎も気になる企画展をやっていたので、入ってみました。
『みんなでたべよう −公文書でえがく学校給食−』
入館無料です
科学技術館に行かれる方は、覗いてみてはいかがでしょうか
メインの公文書は読まない(読めない)ポン三郎。
明治から現代の給食の再現写真だけ見て回っています。
10分ほどで見学終了
昭和17年の給食「すいとん」を見て
「この日のお昼ご飯は、どうしてこれだけなの?」
と驚くポン三郎に、この時代の食糧事情のこと、戦争のこと、これだけでも当時は助かったであろうことを話しました。
受付の女性と警備員さんにお礼を言って出ようとしたとき、ポン三郎が呟きました。
「楽しかったなぁ」
えっマジで?と私が驚いた瞬間、受付の女性と警備員さんがめっちゃ笑いました
もの思いに耽りながら、ポン三郎はさらに呟きました。
「給食って、ありがたいんだなぁ」
更にお二人は笑ってくださいました
外国はもちろん令和の日本でも、給食しかご飯が食べられない子供もいることを話したり、すいとんの作り方や脱脂粉乳の説明をしながら科学技術館まで歩きました。
どこにでも学びはあって、教えなければいけないことがあって、感謝しなきゃいけないことがたくさんあるなと思いました。
少し前まで、遊びに連れて行ってあげて、けっこう楽しんだのに
「お土産を買ってくれなかった」とか「外食したかった」
とかで不機嫌になったりしていたポン三郎ですが
最近は諭されなくても、自分で気を取り直して
「連れて来てくれてありがとう、楽しかった」
と言ってくれるようになりました。
頑張って気持ちのコントロールをしている部分もあるでしょうが、給食のようにボソッと本音が漏れるように言われると、とても嬉しいです。