2008年 12月18日。



お昼頃、どうにかやっとこ吟を車に乗せ、大学病院に向かった。


13時過ぎ病院到着。


自力で歩けるか・・・

先生を車まで呼んでこようか迷った。


そんな私の心を読んだのか、吟がゆっくり立ち上がりクレートから出てきた。


ゆっくりゆっくり歩き、なんとか待合室にたどりついた。


いつもは落ち着きなくウロウロ徘徊したがる吟なのに、さすがに今日はすぐに座り込んだ。


私が椅子に座ると、足元で丸くなって小刻みに震えながらじっと耐えていた。



30分くらい待っただろうか・・・

ようやく先生が診察室から出てきて吟の様子を見た。


どうやら研究室にいたようだ。


先生は吟に触れることもできず、明らかに一瞬ひるんだ。


「これは・・・

ひどいですね。 いつからですか?」


そう言いながら診察室に誘導した。


昨日ここ(大学病院)を出てから今に至るまでを時系列で説明した。



相変わらず吟は小刻みに震え、咳もひどく、誰がどう見ても“ヤバイ”状態だった。