再び高度医療センターに電話をし、指示を仰いだ。
結果はステロイドの追加投与。
体の反応を見て、薬の効き具合をみながら自己判断でするように言われた。
はじめはこの症状が出る前に飲んでいた倍量。
それでも落ち着かない場合は更に追加。
元の4倍量まで飲ませろと言う。
ものすごく不安だった。
肝臓にも相当負担がかかる。
でも今はこれしかない。
この頃から担当医に対し、不信感というか、いまいち納得のできない思いが募っていた。
というのも、この病院で初めから診察を担当してくれていた先生が
9月の末に突然辞めてしまったのだ。
代わって10月から肩書きのついた偉い先生が担当になっていた。
今までの先生と違い、診察の際明らかに面倒くさそうな態度を時々とる。
時にはうすら笑いを浮かべ、吟を心配する私を小馬鹿にした。
免疫抑制剤を処方したのもこの先生。
担当医が代ってからどんどん薬の種類が増え、
抑制剤を含め、1日当たり9種類・19錠の薬を服用していた。
吟を治したい一心で医者の指示に従い、1日も欠かさず投薬してきた。
医者への不信感の芽生えとともに、このままでいいのか・・・
という思いが大きくなっていった。