2008年 10月末。
伸びていた唇の長さが元に戻りきらないうちに別の症状が出た。
突然両肩にテニスボール大のこぶのようなものができた。
朝からなんとなく元気がないとは思っていた。
でも午前中は“少しおとなしい”程度で特に変わりはなかった。
異変に気付いたのはお昼頃。
左の肩が腫れている。
尋常じゃない。
午後1時頃には右の肩も明らかに腫れていた。
腰から下、尻尾のまわりもパンパンに腫れた。
尻尾の付け根に今までなかった“くぼみ”ができた。
よくよく見たら、くぼんだのではなく周りが腫れあがっていた。
すぐに高度医療センターに電話をし、診察してもらうことにした。
病院に着くころには歩くのもままならない状態。
下痢もはじまっていた。
後ろ足は小刻みに震え、力が入らないようだった。
診察を終えても、やはり原因がわからない。
ただ、炎症酵素を示すCRPが7.3と上がっていた。
「体の中の、どこで何が起きているのかはわからないが、
今はステロイドを入れて様子を見ましょう。」
そう言われ、少しでも早く効くようにと注射でステロイドを入れて帰宅した。
夜になっても、翌朝になっても腫れは引かなかった。
それどころか更に激しく腫れあがり、お尻は座ることもできないほどだった。
熱も相当高い。
再び高度医療センターに電話をし、指示を仰いだ。
『不信感』 につづく・・・