1994年の春に「都ホテル」を退職しホテル・レストラン人材の育成を目的に「デッサンレストラン(レストランを創造する)」を開設しました。そしてその分野の人材育成を行うために場所と人材を代えて飲食施設を同時に運営しています。今の「山の手倶楽部」もその中の1つといえます。
店舗と人材育成は実はステージが異なり店舗では旬なゲストの動向を知る「窓」の役目となり、私自身の思考や動作の退化、劣化を極力抑え込むために加工・調理を除き自ら清掃を行い、セット、そしてお迎えから接遇、会計、お見送りまで行っています。そこでの気付きは劣化ではなく判断の遅さや行動力において躊躇する姿勢など今でも反省の連続です。中でも「台詞がとぶ(ど忘れ)」ということもあり、繰り返しトレーニングを行っていない自分を情けなく思うばかりです。
接客・接遇の仕事をしていると時に大物に遭遇するケースや一緒に同じ目標に立ち向かい仕事を成就することもあります。その中で大きなレセプションを担当されている有名な司会者の方の行動をいつも思い出します。やはり時間ギリギリまで間違いの無いように練習されているのです。そして同じく有名司会者の行動も思い出します。直前まで遊興(ゴルフや競馬)の話をしており宴のスタートから数分で大切なゲストの名前を読み間違える・・という現実も目にしています。これが私におけるサービスマンとしての指針になっています。如何にゲストの前に立つまでの準備が大切であるか・・という教えです。
「アメーバ」のページを「山の手倶楽部」とは別に「デッサンレストラン」として看板を掛け換え様と思います。色々な話を伺っていると「なるほど」という現実が浮かび上がります。上手く機能するかどうかわかりませんが宜しくお願い致します。
yamanoteclub bis → デッサンレストラン「レストランを創造する」Dessin Restaurant
