お顔を見て、最初に告げた言葉は「お疲れ様でした」でした。
苦しむ事はなく、本当に安らかに眠りについた様な表情でした。
死に目には会えなかったですが、それが唯一の救いです。
私の記憶にある祖父は、普段は無口で、でも事あるごとに祖母と言い合いばかりしていて、あまり仲の良い夫婦という印象が無かっただけに、私の方から関わろうとはあまりしていなかった気がします。
でも小さい頃はよく抱っこしてもらったという話を聞くと、不器用でも、祖父なりに愛情を注いでくれていたんだなと思い、今思えば、もっと祖父を知ろうと歩み寄れば良かったと少し後悔しています。
今はただ、ご冥福と、お浄土でゆっくり休んで下さいと心から祈ります。
そして、いつか向こう側で逢えた時、自分の人生に胸を張って幸せだったと言える様に、しっかりと生きていこうと思います。
今まで本当にありがとうございました。