どうして彼等だったのだろう。
一番助けて欲しいと願っていた時に出会ったのが。
どうして彼だったのだろう。
一番欲しいと思っていた言葉を言ってくれたのが。
彼はまるで真っ暗な闇を優しく照らす月の様。
導かれる様に、私を光差す場所に連れ出してくれた。
自分で選んできたはずの道。それなのにまるで全てがシナリオの様。
本当に寄り添う様に唄っていてくれたから、背中押し続けてくれたから、迷っても泣いても死にたくなっても、生きること諦めなかったんだと思う。
だから、さよならの前に伝えたいんだ。
最後を用意してくれたから。
「ありがとう」を届けに行きます。