2019場面緘黙講演会in岐阜、開催までの道のり | 元岐阜場面緘黙症親の会代表☆場面緘黙、不登校、LD

元岐阜場面緘黙症親の会代表☆場面緘黙、不登校、LD

三姉妹の母です。
小学校入学直後から4年まで続いた不登校、登校拒否を克服、高校でパワー全開、成人した今は夢に向かって爆進中!
活動してきた場面緘黙親の会は閉じましたが、今もマイペースに動いてます。
日々の気付きを大切にしていくためにブログに綴っています(^ー^)

2019年8月3日(土)

1年かけて準備をしてきた念願の
場面緘黙講演会を
岐阜で開催することができました。

本当に本当に、この1年間長い道のりでした。

座談会でもお話ししましたが、この講演会を行うことを決めた一番の理由は、親の会を通して、園や学校でもっと場面緘黙の理解を得なければいけないと感じる場面が多くあったからです。「お母さんの心配のしすぎです」「そのうち治りますから」「見守りましょう」と放置されてしまうケースや無理矢理話をさせようとされてしまうケースがとても多かったのです。

2018年7月23日、高木先生にメールで講演会の依頼をすると、その日のうちにOKのお返事をいただいたき、とてもワクワクしたのを覚えています。その時私は話せないことでとても理不尽な目に遭った親の会のお子さんの件もあり、この講演会は絶対に行わなければいけない、必ず岐阜でこの会を行うと熱い気持ちでいました。

以前小学校の校長先生をしてみえて、現在様々な問題を抱える子供たちのために動いていらっしゃる近藤先生に開催時期の相談をしました。
「とにかく、一人でもたくさんの学校や園の先生に来てもらいたいのです。いつ開催するのがいいと思いますか?」この質問をしたことをきっかけに、この近藤先生にはその後の1年間、全面的にこの会を応援していただくことになりました。

   またこの会を行うにあたり、コープぎふに福祉活動助成金の申請をしました。事業計画書、予算書、前年度の実績、事業の目的やら予想される効果やら、たくさんの書類の作成...もちろんそんなものを書いたことすらありません。近藤先生にアドバイスをいただきながらなんとか作成。ここへ来て、私は何やら大変なことを始めてしまったとようやく実感したのでした。
  しかしその後、コープぎふから10万円の福祉活動助成金が出ることになり、そればかりか、この活動に賛同してくださり、12万世帯に配る週刊コープぎふに広告を載せていただけることにもなり、勇気をいただきました。


そしてこのような会を開くにあたり、目標とする人数を決めなければいけません。近藤先生はこのような会は200人も集まれば上出来だと、ましてや素人の私たちが開催するので150人くらいとしたらどうかと提案されました。

なにも知らない怖いもの知らずのド素人の私たちは、「とにかくたくさんの先生に来てもらいたいんです!せっかく高木先生が来てくれるので、たくさんの先生に場面緘黙の事を知ってもらいたい!高木先生の話を聞いてもらいたいです!!!」そうして決まったのが400名という定員でした。

同時に大変だったのが、会場選びです。人数が多いのもですが、1番問題だったのは駐車場の確保です。岐阜では車が最大の利用手段なので、ほとんどの方が車で来ると考えられます。400台もの車が停められるところはなかなかありませんでした。
様々な施設や大学など、仕事の明けや休みを利用し、何ヵ所も実際に見て回り、担当者とお話をしました。そしてやっと見つけたのが、大垣スイトピアセンター文化ホールでした。しかも600人収容なので、定員を越しても対応可能です。(まさか本当に越すとは思いませんでしたが💧)


次は講演会の周知活動です。
たくさんの園や学校の先生に来ていただくため、県内全ての小・中学校にチラシを配ろうと思いましたが、県内には小・中学校が560校程ありました。その一つ一つにチラシを郵送することは予算的にもとても不可能です。そこで県内に40程ある教育委員会1ヶ所1ヶ所にお手紙や電話で、また直接出向いてその市町村にある小・中学校に教育委員会の方からチラシの配布をしていただきたいとお願いをしました。ほとんどの教育委員会が快く受けてくださり、中には「こんな素晴らしい内容の講演会を計画してくださりありがとうございます」と言われるところもありました。
しかし一部にはきっぱりと配布の協力を断られる所もありました。理由は「決まりですから」「うちみたいに大きいところ(小・中学校の数が多い所)は難しいです」と言ったものでした。

子供達のための大切な学びの場を先生たちに広めることができない「決まり」って何でしょうか?大きい教育委員会ほどその下には多くの子供たちがいます。そのたくさんの子供たちがいる地域に、場面緘黙の学びが広まらないなんて、この講演会を行う意味がありません。たくさんいるから、なおさら協力していただきたいのです。強い憤りを感じました。でも、配布することを諦めたくありません。諦めたら、その地域にすんでる緘黙の子供たちに、支援の手が届くのを諦めることになります。

結局私たちの声は届かず、一部の教育委員会の地域のおよそ100校の小・中学校には、親の会の者が自らの足で回って、ポストにチラシをいれました。

また、岐阜県私立幼稚園連合会、岐阜県民間保育園・認定こども園連盟にも配布の協力をしていただきました。
これ以外にもまだまだあります。とにかく親の会のかたの熱意は強く、たくさんの場所に、6000枚近いチラシを配布しました。

このような皆さんの力のお陰で、当日は430名という高木先生にとっても新記録の人数が集まったのです。

当日配布する講演会資料やアンケート用紙は3000枚近くの印刷をしました。その印刷をするために、ぎふメディアコスモスに市民団体の登録も行いました。予算書作りや事業計画、前年度事業報告など、コープ助成金の申請の時と同様、私にとって今まで作ったことのない書類ばかりで本当に参りました😢

配布の準備のチラシの封筒詰めや、また450部もの資料をホチキスで止める作業も、親の会の方に集まってもらいました。みなさんの力、本当にすごいです。




そして

私にたくさんの力をくれ
支えてくれた
実行委員の2人   

無謀に熱意だけで突っ走る私たちに
道しるべを与えてくださり
褒めて伸ばしてくださった近藤先生

何度も何度も4人で集まり、意見を出し合いました。


この一年は、私にとって
一生忘れることのない宝物になるでしょうキラキラ




高木先生
近藤先生
小松先生
仁藤先生
牛丸さん
櫻森さん
奥村さん
後藤さん
当事者U君
小峰さん
家族

そして私...

お疲れ様と、ありがとうございます照れ




親の会のみなさん
コープぎふ
各教育委員会
岐阜小中学校長会
岐阜県私立幼稚園連合会
岐阜県民間保育園・認定こども園連盟
おくむらこどもクリニック
山田病院
REONカウンセリング
NPO法人ぐりん・はあと
一般社団法人ぎふホースセラピー子育てラボ
みどり動物病院
その他の方々...

本当にありがとうございましたニコニコ