がん患者さんでは、介護保険を利用することも少なくありません
介護ベッドや車いすを借りたり
手すりをつけてもらったり
間接的なサービスが、充実していて
自宅生活の安全安心の基本になります
また、「人」によるサービスの代表として
ニーズをくみ取り、必要な人や物を繋げてくれる重要な役割をして下さるのが
ケアマネージャーさん
そして、医師、看護師、リハビリの方、ヘルパーさん等々
多くの人が関わるのが特徴で
全ての「人」「物」のサービスは
その方の「ニーズ」を基にして提供されます
その人の「ニーズ:必要としているもの」 は
「その人」 にしかわかりません
一緒に住んでいる家族も、案外気づかなかったりします
これは、「日本人」特有の「表出しないことが美徳」というDNAが
邪魔をしているとも言えます
・立ち上がりが不便だけど、このくらいは我慢しないと
・車いすがあると便利だけど、かっこ悪いか・・
・痛みがあるけど、まあ我慢できないことも無いか・・
・足腰が弱ってきたけど、自力でトレーニングするか。。
・布団で寝てるけど、起き上がりが大変に、、
・食事が摂れなくなってきて、どんどん痩せてきて・・
これらは、実際に介護サービスを受けている方が
当院でつぶやいた言葉です
これらの言葉から
・手すりがあると便利ではないですか?ケアマネさんに話をして
手すりつけてもらいませんか?
・転倒し、骨折でもしたら通院できなくなりますよ
車いすを借りませんか?
・痛み止めの薬、在宅の先生から出てますね?
「薬飲んでいるけどまだ痛い」って話をして
再調整してもらいましょうか・・
・訪問リハビリとかもあるので、ケアマネさんに相談してみましょうか
・ベッド借りませんか? 起き上がりが楽になりますよ
・先生に話しましょうか?高カロリーのドリンク剤や何か
処方相談できるかも知れませんよ・・
当院でアドバイスした内容です
いろんな人が来て、誰に何を話したらよいのかがわからない・・と
話される方も居ますが
まずはケアマネさん
そして、自宅に来て下さる方々に
まずは、世間話のようにつぶやいてみませんか
つぶやきは、とっても大事です