「ダブル主治医制」や 「2人主治医制」 という言葉を知っていますか?
これは、地元のかかりつけ医と、専門病院の医師が共同で
一人の患者さんを継続的に支援する制度です
最近は大学病院レベルで公にしているところも結構あり
患者さんにとってはより安心につながる制度です
(以下は 順天堂医院のHPより)
2人かかりつけ主治医制について|順天堂医院 (juntendo.ac.jp)
特に、がん治療をしている患者さんにとって
がん専門のドクターに診てもらいながら
自宅近くにかかりつけ医や、見守り医が 「居る」 ということだけで安心で・・
当院でも治療開始時には、地元の見守り医が「居る」ことが
治療の必須要件にしています
がん治療の後期になると
「在宅診療医」 や 「緩和ケア医」が この役割を担ってくださるのが
一般的です
ところが、大病院やがん拠点病院の一部には
唖然とする医師がいることも見聞きします
治療中の患者さんが
「地元の緩和ケアに早くから受診し、併診スタイルをとりたい・・」
と言ったら
⇒ 「では以降、全面的にそちらになります」 と
また
⇒ 「まだ緩和は早いから必要になってからでいいんじゃない・・」
と言われた方も・・
は? 併診できないの??早期からの緩和ケアは嘘????
それ以上のことは切り出せなかった・・と
緩和や在宅の先生は、早期からの緩和ケアを推奨するけれど
治療最前線の医師たちの一部には
興味が無い人や誤った解釈をしている人も居るのが
残念でたまりません
当院は、小さな小さなクリニックで
だからこそ、一人一人に向き合える・・という自負はありますが
不足部分を、地元医師などとの連携失くして、患者さんの24時間を
守ることはできません
ダブル主治医制が浸透し、「当たり前になる」 ことを
患者さんと共に、切に切に願います