当院には、ステージⅣの患者さんが多く来院されます
・標準治療の継続が困難の方
・年齢や体力的に積極的治療が難しい方
・「あとは緩和・・」と言われた方 等々
理由は様々ですが、 「希望」 のために来院されます
治療開始に当たり、現在一番辛い症状は何ですか?とお聞きします
痛みを主訴とする方には、まず、痛みのコントロールから開始します
どうして今まで我慢していたの?
どうして今まで誰もコントロールしてくれなかったの?? と
不思議に思う方も居ます
本当に日本人は我慢強い人種なんだと思います
痛み止めの種類も豊富になりました
「普通の痛み止め」 から、「医療麻薬」 まで、痛みの程度によって変えていきます
目指すのは 「痛みに振り回されない生活を!!」 です
(表、がん診療ガイドライン│がん疼痛薬物療法│WHO方式がん疼痛治療法 (jsco-cpg.jp)より )
薬を使うのを嫌がる方もいます
ましてや「医療麻薬なんて、ヤク中毒になる、最後だ・・ もう終わりだ・・」と
じゃぁ、薬使わず痛いの我慢して、動かず、1日中布団の中での生活をしますか?
それとも、痛み止めを使って、今までと同じような生活を出来るようにしたいですか?
2択です
殆どの方が 「とりあえず薬使ってみます・・」 と
薬を上手に使用して、生活の質を上げたいものです
時には、腹水が溜まり、食事が思うように摂れない・・苦しい・・( ;∀;) という方も居ます
抜くことが患者さんのメリットにつながる場合は、院内で腹水穿刺を行う場合もあります
抜いた後は、腹部の圧迫が軽くなり
「今日はご飯が食べられそうです(*^-^*)」 と
また、大量に腹水が貯留している場合は入院して治療を・・と
専門病院に紹介する場合もあります
いずれにせよ
辛い症状を我慢しないでください
辛い症状を伝えてください
医師の前で、「大丈夫です」 と言わないでください
我慢は美徳ではありません
かっこ悪くありません
治療が遅れるだけです
我慢せずに何でも話が出来るクリニックでありたいという想いは
開業以来ず~~~~っと変わりません
我慢せずに伝えてくださいね♪