医療現場に居る私たち

院内では、「患者さん」 と 「医療者」 と立場が分かれ

特別な手技を提供したり、ちょっと偉そうに指導したりします

 

そのたびに患者さんは 「ありがとうございます」と口にしたり

お辞儀をしたり・・

 

当院でがん治療をしている患者さんたちは年齢層が高いのが特徴

 

そこそこベテラン年齢の三好医師や、私なども

「まだ若い・・」と一笑されることも少なくありません

 

診察室の中での会話や、点滴室での世間話などから

学ぶことがたくさんあります

 

家族間を円滑にする術

お住まいの土地の歴史

年齢層の違う人と上手に会話する術

感謝の気持ちを表現する術

生活の術

患者になってからの体験談

弱者の気持ちがより一層わかること

自分が頑張っている姿勢を見せると家族が喜ぶこと

本音と建前の使い分け

本心をあえて隠す術

 

いつも「なるほど・・」と思ってしまいます

 

 

コロナ禍の中、最低限の人としか会えない今

ストレスは溜まる一方

 

私たちも、自宅と職場の往復だけ・・

たまに立寄るのはスーパーとドラックストア・・

会話は家族と職場の人のみ

新鮮味がなく、会話も最低限になりがちです

 

そんな中、私たちの唯一の刺激が「患者さんたちとの会話」です

その会話の中に、いろいろヒントが転がっていたり

学ばせて頂いたり

時には大笑いをし、双方の免疫が上がりましたね・・となるときもあります

 

多くの人に会えない今だから

目の前の人を大事に大事にしたいと思います