「良性腫瘍」の手術を受けたら「がん細胞」がみつかり
突然「がん患者」になったAさん
心の準備が出来なかったため
傷の痛みより心の痛みがのしかかる・・
退院したその日、自宅に戻ったAさんから電話相談を受けたことを
鮮明に覚えています
当院での治療も、ベテランの域になり
治療の数時間だけ「患者さん」として過ごし
それ以外は、「普通の人」として、普通の人と変わらない生活を送っています
良性から悪性・・
天国から地獄を経験したAさん
まあ、今までの人生結構楽しんだし
やりたい事やって、行きたいところも結構行ったし
近い将来再発し、そして死ぬんだ・・
まあ、ちょっと若いけどそれは仕方ない・・と達観していました
生きる意欲とか、目的とか特にね・・
子供が居るわけでもないし、夫は大人だし
私が居なくなっても大丈夫・・
そう思って来たんです
ところが最近、「生きたい」って思えることが出来たんです
これですこれ と言って見せてくれたスマホの画面
そこに映っていたのは海外ミュージシャン
おおっ~~ワイルドでカッコいいですね・・と私
たまたまYouTubeで見て、そこからはまって・・
こんなにはまった人は今までなく
この人の来日コンサートまでは何が何でも生きて居なくちゃ
今年はたぶん来ないから、来日するまでは元気でいなくちゃ・・
そしてそして、英語の勉強始めました~~~
今日、PET-CTの結果説明だったんです
新しい影はないので、ほっ・・です
もし再発してたら待てないので、コンサートのために海外に行こう!と思ってました
こんな気持ち初めてです
これが私に今までなかった 「生きる意欲」っていうものですかね
そういうAさん、輝いていました