週1回の脳腫瘍外来の日
外来は、車いすの方が多くなります
大学病院で一緒だった方も多く、待合室がサロンのようになる日もあります
事前に体調や、無くなる薬、相談事などの問診票を記入していただき
診察室に入ります
Aさんをお呼びしました
奥様が車いすを押して中に入ります
問診票を確認すると、相談事の欄に
「大みそかに、少しだけお酒を飲んでもいいですか？」 と書いてあります
麻痺の残る手で一生懸命に書いた様子が伺えます
私も、「先生、Aさんが大事な相談があるので聞いてください～～」 と伝えました
すると、問診票をみた脳外のM先生が
「Aさん、大晦日ね・・
てんかんの薬飲んでるけど、調整して、まぁいいでしょう
あっ、でも日中奥さんの手伝いして下さい
奥さんの手伝いしたら、少し飲んでもいいです
奥さん、いいですね
」
Aさんの嬉しいそうな顔
が診察室に拡がりました
診察室も年末特別仕様です