長く通院されている患者さんから電話がありました

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

家の中、ヨタヨタ歩くようになったの・・

階段の途中でひと休みして、息整えて・・

 

銀座には行けないね・・もう

 

ぽっくり逝ければいいけど、がんで死ぬのも大変

 

家族が大変・・へたる・・

私は自分の事だから、ある程度予測もつくし・・

でも、家族はね・・

患者の状態の変化を自分の日常に入れないと・・

受け入れるの大変だと思うし、なかなか出来ない

 

今の私は生殺し・・

 

いつどうなるかわからない不安抱えながらも

どんどん出来なくなる日常を継続・・

 

ま、それが嫌だったら全てを諦めて、日常からかけ離れた立派な緩和病院に

入院するしかないんだけど・・

予約も入れてあるし・・

 

でも、なにもしないで立派な緩和病院に居てもね・・

 

だからまだ生殺し状態でヨタヨタ家に居ることにする

 

 

あっ、そう、会いに来ないでね

落ちていく姿、かっこ悪くて見せたくない

 

知ってるでしょ

私はそういう人だから

 

じゃ、まだ通える元気な患者さんのために

頑張ってね音譜

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

患者さんの揺れる気持ち、悔しさ、しんどさ

そして気遣い・・

電話のむこうから たくさんたくさん伝わりました