2人に1人が「がん」になる時代
若くして罹患する方もおられます
当院にも、「AYA世代」 のがん患者さんが相談や治療に来られます
仕事と両立したいので・・
今までと同じ生活をしたい
若くて体力もあるのに、もう治療が無いと言われてしまった
緩和ケアに登録したが、まだ死にたくない
子供が小さいので、なんとか長生きしたい
心からなんとか手を差し伸べたいと思います・・
治療はもちろんだけれど、自宅環境が整っていない場合もあります
急激に進行し、横になっている時間が多くなってしまった
筋力も低下し、独歩での外出が難しい
室内もトイレやお風呂に行くのがやっと・・
これらの話し、40歳以上の方であれば介護保険を申請し
ケアマネさん中心に相談し、介護ベッドや車いすを借り・・
必要に応じてヘルパーや訪問看護・医療を入れることも可能
介護保険の仕組みは全国共通なので、
とてもスムーズに導入することが可能な時代になりました
ところが、40歳未満の患者さんには介護保険が使えません
利用できる可能性のある制度は 「障害者総合支援法」 に基づくサービスです
何らかの障害があり、認定を受けた方に、必要と認められた費用の給付や貸与などの
支援を受けることができます。
制度の実施主体は市区町村、都道府県などの行政機関となります。
この制度を利用するための手続きは市町村区の障害福祉担当窓口です
わかりやすいページはこちらです(WAM 独立行政法人福祉医療機構が運営するサイト)
http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/syogai/handbook/flow/
なにか使える制度・サービスは無いかを探す必要があります
そのほか、市町村独自の事業として
「若年者の在宅ターミナルケア支援事業助成」を行っているところもあります
以下は横浜市です
ただこれも、横浜市に住む方しか対象になりません
若年者のがん患者さんは病気以外にも、二重苦、三重苦になっているのが現状です
皆さんのお住まいの地域にはどんなサービスがありますか?
是非調べてみてください