Bさんが来院されました
身体は痩せているのに、お腹は妊婦さんのよう・・
お腹に水が溜まり、苦しくて、思うように食事が出来ません
脚も浮腫み、外出は車いすになりました
独立して家を出た息子さん、娘さんたちが全面サポートします
食事や生活面をサポートする娘さん
通院をサポートする別の娘さん
そして、通院スケジュールや治療全体を統括する息子さん
診察室には、Bさんと3人の子供が結集し、三好先生と談義します
先日は家族から、食事が思うように摂れないので、どうやってカロリーを摂取するか・・の
相談を受けました
家族は
・栄養剤の処方や高カロリーの点滴は?
・コンビニで手軽に買えるエネルギーチャージ系は?
・高カロリーの介護食を探してみた・・
などなど 「いかにカロリーを摂らせるか」 の話が熱心に出
三好Drからは
・「食事」にとらわれず、食べたい時に食べたいものを食べて良い
・量をたくさん食べられないので、甘いものでも、味の濃いものでも何でも良い
・味覚が変わり、ジャンクフードを好まれる人も居る
・栄養ドリンクを凍らせてシャーベットにしても良い
それらを聞いていたBさん
みんなカロリーカロリーって言うけど
私はこの間食べた「ほっけ」とか「いさき
」 とかがとっても美味しくて
そういったものが食べたいの
お店に出かけてそういうものが食べたいの
美味しく食べたいの
カロリーカロリーって言わないで
1日何キロカロリーって、あと何キロカロリー足りないって
もうノイローゼになりそう
私は 「機械」 や 「ロボット」 じゃないの
しっかりとした口調で自己主張する
三好Drが
いいね~~「ほっけ」 や 「いさき」・・・
美味しいと思うもの、食べたいと思うもの何でもいいから食べて
私は 「機械」 や 「ロボット」 じゃない
実は、多くの患者さんが声を出さずにしまっている言葉なのかもしれません