電話相談を受けていると、やりきれない気持ちになることがあります

 

娘さんからの電話でした

 

70代の父に「がん」がわかり

抗がん剤を1クール行ってから手術をしましょうと言われました

突然のがん宣告でもあり、言われるまま抗がん剤を開始しました

でも、副作用がきつく1コースの途中でやめました

 

体力の回復を見て手術日決めましょう・・といわれたので

手術日が決まるのを待っていました

 

でも抗がん剤の影響がなかなか抜けず、体重も減りました

 

そんなこともあり、先日の診察で

「手術をすればがんは無くなるけど、結構大きな手術になるので

その後のダメージも大きく、体力も落ちるでしょう・・

手術をしない選択もあります。そうすればあと数か月は今の状態が

保てるでしょう・・」 と、突然手術しない選択も挙げられてしまいました

 

手術をするメリット・デメリット

手術をしないメリット・デメリット 両方をちゃんと聞いて決断したいと思うのですが

説明をしてくれないんです

抗がん剤開始の時もそうでした・・

質問を嫌がるんです・・

 

でも、手術をするかしないかって大きな決断じゃないですか・・

なので「した場合としない場合で最後はどうなるんでしょうか?」と聞いてみたんです

 

そうしたら、言葉を投げつけるように

「どちらを選んでも最後は皆苦しんで死ぬんです!」って言うんです

もう、それ以上は何も聞けませんでした

 

納得して選びたいじゃないですか・・

1週間で決めて・・と1週間後に診察予約入ってるんです

判断材料が少なすぎて決められなくて・・

 

話を聞きながら、いまどきこんな医者が居るんだ・・というのが率直な気持ちでした

 

電話口の娘さんには

 「自分たちだけじゃ決めかねるのでセカンドオピニオンに行きます

  情報提供書と画像を出してください」 と言って

是非セカンドオピニオンに行ってください と話をしました

 

大きな選択、納得して決めたいものです

 

 

それにしても

「どちらを選んでも最後は皆苦しんで死ぬんです!」 とはひどい医者です怒怒る