先日のブログでお知らせしました
国立がん研究センターのイベントに参加してきました
http://ameblo.jp/ginnami2/page-2.html
共有したいな・・と思った内容を掲載します
まずは、自分でできる「温熱手当」です
教えて下さるのは緩和ケアチームの鍼灸師さん
手に持っているのは布製の長方形のホットパック(カイロ)
手にすると温かくて良い香りが
香ばしいのは、中にはいっている「米ぬか」の香りとのこと
このホットパックを使って、自分で温熱手当をしましょう・・とのコーナーでした
以下はパンフレットから引用です
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温熱手当とは、臓器を快い温度で温めることで機能を回復し(あるいは高めて)
身体の免疫系・循環系・ホルモン系の働きを活発にする方法です
弱っている臓器はエネルギーが不足していますから外部からエネルギーを補う、
その一番簡単な方法が熱を加えることだと考えます。
病気や痛みの原因は、気血水の滞りにあり、「流れる水は濁らない」ように
その流れをスムーズにする方法、それが温熱手当です。
総統医学(西洋医学と東洋医学を統合させた家庭医学)の考え方が
ベースとなっています。
●温熱手当の部位は以下の図の
①胸腺 ②肝臓 ③小腸 ④脾臓
これらを各2分くらい、気持ちよい温度で2回繰り返した後
⑤腎臓 ⑥仙骨 ⑦足心(足の裏) を3~5分くらい温めます
●温熱パック(米ぬかパック)の作り方
米ぬか(いりぬか):2 玄米:2 あら塩:1の割合で混ぜ
綿布の袋に入れる (月桂樹の葉を1枚入れると香りも良い)
●なぜ米ぬかパックを使うのか?
①熱には乾熱と温熱があります
皮膚を通して熱エネルギーを加えるとき、温熱のほうが
浸透力が高いといわれています
②電子レンジで2~3分温めるだけなので入院中にも簡単に使えます
(皮膚に炎症があるときには使いません)
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当日使用したパックは 15cm×20cm 位のサイズで総量が400g
手拭いでもなんでもいいので綿の布を使用してくださいとのこと
バンダナや大きなハンカチでも良いかもしれません
実際私も①~順番に米ぬかパックを当てていくと
じんわりと、ほっこりとし、気持ちが緩んでいきます
⑥の仙骨までの手当で十分足先まで温かくなり
まるで湯上がりのような気分
そして、米ぬかの香ばしい香りがなんとも良く
なんだろう この懐かしいような不思議な感覚は・・
今回はがん患者さんのイベントでの紹介でありましたが
これって、がん患者さんだけでなく
頭痛肩こりのひどい方・風邪のひき始めの方・冷え性の方
睡眠薬を使わないと眠れない方・過度の緊張で精神的に参っている方
腰痛の方・下痢の方・便秘の方・生理痛のひどい方
リラックスしたい方 などなど
現代人すべてにお勧めできるのでは
鍼灸師さんの話によると、売っているものを代用してもよいし
自身の手のひらを使ってもよいとのこと
昔からの知恵・・これぞ本当の「お手当」
ぜひぜひ試してみてください