当院に通院しているがん患者さんたちは
家族はもちろん、その他多くの方にお世話になっています
介護保険や医療保険を使って訪問診療や訪問看護を受けたり
ヘルパーさんに入ってもらい家事支援を受けたり
通院サポートを受けたり・・
患者さんの取り巻く環境を整えてくれるのが
ケアマネージャーさん
患者さんのニーズを確認し、
その人に合った、その人のためだけのサポートチームを結成する
いわば「総合監督」
状況の変化が著しい患者さんの場合はニーズの変化も著しく
緊急で手配する必要なことも多々あり
きっと電話で手配しながら頭を下げている
先日一人暮らしの患者さんが自宅で具合が悪くなり
緊急入院することになりました
一人暮らしで不安も大きいことから
救急車に同乗し、入院先の病院まで付き添い
家族が来るのを待った・・とケアマネさんより連絡を受けました
一人暮らしの患者さんは、どれほど心強かったか・・
頼れるのは遠くの親族より、近くのケアチームです
今回の緊急時ほど、身に染みてありがたさが分かったと思います
そしてまた別の患者さんが、ケアマネさんと一緒に通院されました
患者さんの通院先を知っておきたいんです・・との同行でした
実の娘より若いケアマネさん・・
患者さんは我が家のように当院を・・そして先生や私たちを紹介します
私たちも、「患者さんをよろしくお願いします」とあいさつします
点滴の間も付き添ってずっと話しをしています
自宅での顔と、通院先での顔・・たぶん違うんだと思います
「こんなにゆっくりケアマネさんと話をしたことなかったんで
娘にも話さないことを話しちゃった・・」と顔を赤らめる患者さん
ケアマネさんを身近に感じたことで、自分を委ねられたのだと思います
私たちは、患者さんが通院してくる「その瞬間」しか関わることができません
それ以外の時間を誰かにサポートしてもらわなけれななりません
性格の違う患者さんの、多岐多様なニーズに応え
自宅での安心のために全力を注いでくれるケアマネさん・・
ありがとうございます