「がん」患者さんは
「治療」が「生活の中心」になっている方が多いと思われます
もちろん「がん」と診断され、治療を開始したばかりの方や
綿密なスケジュールの元で集学的治療を行っている方は
当然治療が中心となるでしょう・・
ただ、一定の治療を終え経過観察になっている方や
通院治療が出来、副作用もあまりない治療を行っている方においては
「治療」「治療
」「治療
」と「治療」を生活の中心にするのは
もったいないかな・・と思います
外来受診の日は、「患者さん」になりますが
それ以外の日はただの○○さんです
朝起きて、顔洗って、食事して、散歩して
仕事したり、家事をしたり、時には横になっても、薬を飲んでも
生活している人に過ぎません
「がん」と上手にお付き合いしている方がいます
Hさん、80代の男性です
先日久しぶりに他の医療機関で検査予約をとることになりました
「いつにしますか?」と尋ねると
「来週は飲み会が続くから次の週にしようかな・」・との返事
「わかりました、ではさ来週で調整しますね」 と日程を決めると
数日後に電話がありました
「いろいろ考えたら、来週の飲み会の後ホテルに泊まれば
翌日午前中検査が受けられるので予約を来週に変更したいです
そうすれば、前の日も時間気にせず飲めるので」
確かに
三好Drに話をすると、
当院は、「生活の一部としての治療」 を提供しています
がんがあっても、共存して生きていく
生き続けるためには、「生活の一部」 にしないと継続できません
仕事をしながら、バタバタ駆け込んできたり
出張で次回治療は休みます・・だったり
旅行のために・孫の運動会のために、次回治療はお休み~~~だったり
「ゆるさ」や「あそび」 は大事です