当院受診中の患者さんが、「今後自宅に居られなくなった時のために・・」と
緩和ケア病棟を持っている病院の
「緩和ケア外来」を受診してきました
「緩和ケア」という「特別な外来」を「初体験する」と言うことで
受診前から緊張気味の患者さん
当日は、70代の患者さんとご主人・娘・息子さんたち・・
家族皆で初めての「緩和ケア外来」を緊張しながら受診しました
担当の医師は
「はじめまして・・
え~~と、患者さんはどなたですか?」 と
「いや~~~先生、私です」 と元気に明るく答える患者さん
ひょっとしたら担当医は、一見寡黙そうなご主人を
「患者さん」と見間違えたのかも知れません
お元気そうですね~~
はい、今は元気です
前は標準抗がん剤の副作用で大変でしたけどね
それを止めて今の治療にしたら元気になりました
お陰さまで、今の治療も1年数カ月経ちます
そんな会話が緩和ケア外来でされたのだと思います
そして
「元気そうなので特に定期通院をする必要はないでしょう
具合が悪くなったら連絡ください」
そう言われて帰ってきました とのこと
その報告を当院三好Drにする患者さん
その傍らで御主人が
「こちらで抗がん剤治療をはじめてから、口がたって
元気で、強くて、言い負かされちゃうようになりまして・・
前は、しおらしいというか女性らしかったというか・・
抗がん剤に何か入ってるんですか」 と
はぁ と三好Dr
「もともとの性格なんじゃないですか?
一時は治療の副作用でダメージが出て
元気がなくなったから、そう感じたんであって
もともと元気で、お話好きで、陽気な方
違いますか?」
診察室は大爆笑です
この状態が長く続きますように
その場に居た全員が思いました