ある日のこと、患者さんのご主人が待合室で爆睡
しています
疲れてるんだな・・
患者さんが点滴してる間、ちょうど休めるから良かった・・
と思いながら見ていました
1人、2人と他の患者さんが会計を済ませ帰る中
まだご主人は爆睡中です
患者さんの点滴がまだ終わらないので丁度良いな～～と
様子を見ていました
しばらくして待合室をみるとご主人が本を読んでいます
少しは休めたかしら・・そろそろ患者さんも終わるころかしら・・と
気になり、看護師に
「○○さん、あとどのくらいで点滴終わりますか？」と尋ねると
困ったような顔をして
「なぜか、点滴の落ちが悪くて進まないんです
点滴があと1本残っています、針は血管に入っていて
腫れもなく、漏れてもないのに不思議なんです
」と
んんん
様子を見に点滴ルームに入ると、確かに落ちている
きちんと落ちている
患者さんと一言二言話しをし、そこを出ると、
何となく嫌な予感が・・・
振り返り、カーテンを開けると
そこにはiPadに夢中でなにかを書き込んでいる姿が・・
点滴の針が入っている腕が曲がり
腕～指がすごいスピードで動いている
そして、点滴が止まっている
現場を押さえた刑事のような私
○○さん、さっきからそうでしたか？
ずっと夢中で書き込んでます？
そうなんです、次から次にメッセージ
が入り
夢中になってました
看護師さんが居なくなると、取り出して
なんか、今日はやたら多くて
ばれちゃいましたね・・・
ご主人も待っているので、早く点滴終えて帰りましょうよ
あと1本なので、iPad禁止でお願いします
あっ、わかりました
結構時間が経ってるんですね・・
時間が経っていることもわからない程SNSに夢中・・
看護師の気配がするとiPadを隠し
まるで授業中の女子高生のよう
その演技に参りました
でもそのおかげで、ご主人はゆっくり休めたし
自分も友人たちとのコミュニケーションを満喫したし
まぁ、良いか～～～