気がつけば明日から12月、師走・・


患者さんからも「年内はいつまでですか?」と

聞かれる時期になりました


当院は年内 12月28(月)17:00までの診療


年始は  1月4日(月)10:00より 通常診療を行います



この時期は年末年始を安定した体調で

不安なく過ごしていただけるよう

いつも以上に調整しながらの診療となります


腹水はどのタイミングで抜くか?

輸血は必要か?

処方のタイミングは?

在宅酸素の必要そうな方は?

在宅の環境が整っていない方は?

旅行に出かける方で紹介状の必要な方は?

飛行機用の診断書が必要な方は?


そしてそして、入院の必要そうな方は・・・



そういえば以前、お1人で通院していた患者さんに

「年末年始1週間の休みになるので

自宅での過ごし方や、食事のこと、頓服薬の使用方法など

家族にも話を聞いてほしいので一緒に来てください」と 

年末年始の過ごし方のレクチャーをしたことがあります


病気を受け入れられず、現実逃避し、

こんなに痩せても私はまだまだ元気に生きられると

思い込もうとしている患者さんでした


食事量が減り、体重が30㎏を下回り・・

それでも自分が経営するカフェには立ち続けました

お客さんと話をすることで元気がもらえる・・と

気丈に過ごしていました


「年末年始の過ごし方」 と称し

実際家族に話したことは、「もしも・・」 の話しでした


気丈に過ごしているけど病状は進行しています

家族は現状を把握していますか?


「もしも」の時はどうお考えですか?


年末年始体調悪くなったら

家族はどうお考えですか?


本人が点滴治療している間に話をしました


家族は

「あの体重をみたら、ヤバいでしょ・・

実は本人が居ない中で家族で話し合っています

具合悪くなったらK病院に入院させようと思っています」 と



年が明けた数日後、患者さんはK病院に入院しました

後に家族から連絡がありました



年末年始をむかえるこの時期になると

あの患者さんのことを思い出します



患者さん・家族が穏やかな年末年始を過ごせるように

あと数週間、フル稼働でがんばらなくちゃ・・