I先生は、ある独立行政法人国立病院(元は国立病院)の先生です
国立病院というと、当然エビデンス重視の治療しかせず
標準治療が終了するとさっさと緩和病院に送るイメージが
強いのですがI先生は違います
国立病院でも「個人に合わせた治療をしたい」と思っています
(もちろん組織の中で出来る範囲ではありますが・・)
I先生は三好Drの先輩医師であります
そして2人は、当院の創始者である亡き土屋先生の後輩であります
たぶんもともと、同じような考えであったのだと思いますが
土屋先生の意思がそのまま受け継がれているようにみえます
以前I先生から
「高齢の患者さんがいて、低用量で抗がん剤提供したいから
休眠療法教えて」と三好Drに連絡が入り
以来、自身で提供しているとのこと
当院からは、緊急入院先の病院としてや
通院できなくなったときの入院先病院として
I先生にお世話になっています
先日、当院への通院が難しくなった患者さんが出たため
「患者さんが希望したら,
先生のところで裏メニューで何かできたりしますか?」
と三好Drが相談メールをいれると
漢方とか試してみましょうか?
休眠もOKですよ。
最近は緩和化学療法とかいう認識も
できているようですし。
と、なんともありがたい言葉
そして
「国立病院で、緩和化学療法という認識の元
実践してるってすごいことだと思うのですが」と返信すると
ご存知の通り、抗がん剤屋さんは
“意味(エビデンス)のない治療はするな”と
おっしゃいますが、50%減量とか80歳以上とか
エビデンスないですよね?
三好先生の休眠療法(心の化学療法)を
周りの看護師に話すと
たいがいは理解を得られます。
他人にやっていることと自分がやってほしいことが
違うんですよね?
そんな自分が受けたくない治療が
ガイドラインに乗っかって、延々と続けられている?
メーカーは高い薬をどんどん持ってくる・・・・
医者は言いなりになってどんどん使う・・・・
莫大な医療費となる・・・
子供たちに負の財産を残す
何で気が付かないのか不思議ですよね?
(でも大きな声では言えない・・・・)
もうしばらく好き勝手に?やらせてもらいます。
まあ、なんて素敵なI先生
「緩和化学療法」であり「心の化学療法」である
休眠療法(低用量化学療法)
同様の考えの医師が全国に増え
同様の治療が多くの場所で受けられるようになってほしいと
患者さんと共に、心から願います