「グリーフケア」?
耳慣れない言葉かもしれません
辞書によると
グリーフ(grief)は、深い悲しみの意
身近な人と死別して悲嘆に暮れる人が、
その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援すること。
一方的に励ますのではなく、相手に寄り添う姿勢が大切と
いわれる。悲嘆ケア
と書いてあります
私たちは一般に、「遺族のケア」と同義語でつかいます
小さなクリニックは、患者さんや家族と密な関係に
なるために、患者さん亡きあと、多くの家族が報告に
来院されます
家族と一緒に、在りしの患者さんの話をします
泣いたり笑ったりする家族の感情を受け止めます
後悔する家族の言葉を聴きいれます
「お世話になりました」という家族に
あなたの健康管理のサポートをさせてくださいと
申し出ます
「インフルエンザの予防接種に来てください」 と話します
そして今年も予防接種の季節が到来・・・
数人の遺族の方が来院されました
★夫を亡くしたAさん
ご無沙汰しています。約束通り来ました~
いろいろ忙しかったんです・・役所に行ったり・・
ようやく少し落ち着いて、自分のペースで生活できるように
なりました
今日はこれから娘の家で食事会なんです
娘もよろしくと言っていました
そうそう、注射したらアルコールは飲めませんか?
1人だと飲まないんですが、娘の家だと少しいただくんです
三好Drは、「大量には飲まないでしょうから」 と
ありがとうございます
皆さんもお体大事にしてくださいね
インフルエンザ予防接種を通し
少しふっくらし、表情が穏やかになったAさんに会うことが出来ました
★妻を亡くしたBさん
きっかけがないと来れないので来ました~~
インフルエンザってどこで打っても同じだけど
今回は「銀座」のインフルエンザですよ
なんか、特別っぽいですよね
効くような気がします(笑)
まだ何も片づけられないんです
なんか、片づけようとすると色々出てきちゃって
涙が出たり・・そこでストップして
部屋には香りがあって、形はないけど居るんですよ・・
そのままでいいかな・・って最近は開き直っています
それでもずいぶんマシにはなってます
今日もこうやって来てるので・・・・
注射の時間は1分
その他の時間は15分
「銀座」の予防注射はプラスαの効果も期待できそうです