先日、肺がん公開講座に参加してきました


以前のブログでも紹介した

http://ameblo.jp/ginnami2/entry-12088323071.html

患者さんの立場で講演する

長谷川一男さんの話が目的でした


会場は満席で、遅れて入った私が案内された席は

1番前の端、司会者の真ん前の席ガーンうううう~~

聞いたことのある司会者の声・・

顔を見ると中井美穂さん

こんな間近で見聞き出来るとは・・


で、以下からが本題です


肺がん専門医による

シャープな講演が4題続き


その後、患者会を立ち上げた長谷川さんが壇上に上がり

「こうゆう場で話すのは初めなので

上手にはなせるかどうか・・」 とはじまりました


シャープな先生方とは違い、ゆっくりとしたあったかい口調です



がんを告知されたとき、まだ子供が小さかった・・

抗がん剤で体重が10㎏減ったときの写真

奥様とお子さん2人、家族4人の写真


公園での写真、逸話

  キャッチボールで捕れなかったボールを

  取りに走れない自分のために

  ボールを投げた息子が追いかけて走る


  その効率の悪さを見かねた妻と娘が

  自分の後ろにカバーに入る


  外したボールを自分の後ろで受けてくれる

  前にいる息子、後ろにいる妻と娘・・

  皆でのキャッチボールの形


 子供を守るために生きなければ・・と思ってたのに

 実は妻や子供たちに支えられていた



自分が患者としてモットーとしてることは

「知って考える」ということ


自分の病気のことをまず調べて、勉強して、知識を得て

その上でどうするかを考える


でも、「知ること」 は実は怖い・・不安に満たされてしまう

そんな時に自分は

「知らない不安より、知ってわかった不安のほうがまし」と

思うようにしている


患者として治療を受けながら

「自分でなにかできることはないですか?と医師に聞いても

「特にない」といわれてしまう


患者は自分なのに、何もすることがなく受け身になる

自分でやれることを探すと、手軽に出来るのが食事療法であり、

ストイックな食事療法に走る患者が多い

これは受け身でいたくない表れである


新しい薬が早期で承認されるよう
医者だけに任せず、患者も声を上げよう



持ち時間20分はあっという間でした



再発し現在も抗がん剤治療を継続している長谷川さん

ほぼ無職です・・と自虐したり

闘っているのに、自然に身を任せている風にも見えたり・・

熱すぎない情熱が、不思議と心に響きました



講演のあと、立ち話をしました


銀座から見守っていますね・・と別れました