北斗晶さんが乳がんを発表・・
そして川島なお美さんの死去
メディアは両方とも大きく取り上げ
連日報道しています
特に川島さんの報道では、がんの患者さんが落ち込み
当院の電話相談が増えた現象もあります
痩せたとはいえ、つい数日前まで舞台に立っていた川島さん
最後まで仕事を・・それが彼女の生き方だったのでしょう
当院の患者さんにも居ました居ました・・
元バレリーナのKさん、バレエ教室の主宰者でした
酸素を吸い、医療麻薬を使いながらも
教室で生徒を教えていました
ばっちりつけまつげもし続けました
亡くなる数日前まで教えていました
フラメンコ教室の主宰者Aさん
医療麻薬を使い、車いすになりました
それでも上級クラスの指導を続けました
一時入院中も、発表会のために外出しました
入院先の医師があきれるほど、外出しました
最後まで生徒の先生でした
ヘルパーのTさん
動いてないと動けなくなるから・・と
自転車で介護に行っていました
仕事中は酸素使わず動ける・・帰ってくると酸素吸ってバタン
私を待ってる人がいるから頑張れる
ある日仕事中に息が苦しくなり、100%の仕事が出来ないと判断
その日のうちに辞表を提出し、入院
数週の入院で永眠されました
編集の仕事のIさん
腹水を抜きながら出張もこなすバリバリの方
仕事第一で突っ走ってきました
当院の治療を選んだのも、仕事の合間に来れるから・・と
日中抗がん剤治療をして、その後打ち合わせに行き
同日夕方腹水を抜きに・・なんてこともありました
川島さんより短い入院で、永眠されました
最後まで仕事人でした
看護師のNさん
在宅酸素を導入しましたが
酸素なしで仕事をしていました
通勤は体力温存するために往復ともタクシー利用です
心配するから親には言わないと固く貫きました
全てを夫が理解しました
最大の協力者でした
従来のように動けなくなり、
患者さんに迷惑がかかるからと職を辞しました
すぐに緩和病棟に入院しました、数日の入院でした
当院にも、川島さんのような患者さんが多くいました
その人の生き方は、その人にしか決められません
「良い」も「悪い」もありません
これを機会に自分の生き方を考えてみるのはいかがでしょうか?
私も考えてみます