調子が悪く数週間入院していた患者さん(Aさん)の家族から
電話が入りました
退院し自宅に戻ったけど、足の浮腫みやお腹の張りがひどい
食欲が無く、食べる量が極端に減った
昨晩から発熱し今朝もまだ熱がある
せっかく退院してきたので、入院はしたくない
体調を診ますので 「来てください」と伝えると
「ありがとうございます、向かいます」と
患者さんは家族に支えられタクシーで来院されました
久々の来院となったAさんは、「身体に力が入らなくて・・」と話します
診察室に入り、話を聞く三好Dr
レントゲン、採血、超音波などの検査が続き
点滴の指示が出ます
家族は不安でいっぱいです
急に調子悪くなっちゃって・・
調子が悪くても通院が出来る間は銀座に通院したい
いざとなったら入院だけど、そのタイミングは・・
診察室の外、別室で家族と作戦会議を行いました
キーワードは 「自宅での24時間の安心」 です
①介護保険を申請しましょう
介護ベッドや車いすを借りるのに便利です
手すりをつけたりすると室内移動やトイレが楽です
②訪問看護を入れませんか?
24時間対応が可能なところと契約すれば
夜間や緊急時も安心です
家族が不安なとき、医療者の眼でアドバイスや判断してくれます
家族は①②とも賛成です
早急に検討したいというので
患者さんの住所管轄の地域包括センターに
電話を入れてみました
すると、過去に家族からの相談記録があるということで
話がスムーズです
以降、現在までの状況を話すと
至急対応する必要がある方ですね
介護申請含め、当方で行いますので
早急に家族に来てほしいです
詳しくお話し伺います
「家族に伝えます、と同時に訪問看護を検討してるのですが
24時間の事業所で安心してお任せできそうなところはありますか?」と問うと
ある事業所を紹介してくれました
即、電話をすると、責任者の看護師が出てくれました
事情を話し、受け入れは可能ですか?と問うと
すぐにでも入ったほうが良い患者さんですね
24時間対応できます
先生からの指示書があればすぐにでも対応します
まず、家族から電話をいただけますか・・と
上記2件は家族を待たせての約10分のやり取りです
2件とも電話窓口の方が察知してくれ
対応が驚くほどスピーディーです
家族に伝えると
「ありがとうございます、早急に連絡します
これでずいぶん安心です」
そうこうしているうちに患者さんの点滴が終わりました
「帰りはずいぶん楽だ~~~来てよかった」 と・・・
「自宅での24時間の安心」 のために
本人ががんばっています
家族もがんばっています
銀座から私たちも見守り、時には指示をだします
地域の専門職が連携してくれます
とてもありがたいことです