異常に暑い今年の夏
外を歩いてるだけで呼吸が苦しくなったり
息が吸えないような感覚になったり・・
クリニックには、「熱中症かも」 と診療にくる方が増えてきています
通院されるがん患者さんも
体調を崩しやすい時期です
食欲がなくだるい
エアコンは体に悪いと思うのに、1日中エアコンの中にいる
暑くて散歩もできないので足腰も弱り・・
もう駄目かも
そりゃ、そう思うのが普通です
私たちですら、冷房の効いたクリニックに1日中缶詰め・・
冷房の影響でだるく、場所によっては逆に寒いくらいになったり
体温調整も難しく
ランチはあっさり系しか入らず
体調が今一つ
土用の丑の日に精のつくものを食べて夏バテを予防する・・
今年ほど「なるほど・・」と思ったことはありません
そこで
「食欲がなく、体力が落ちているときこそ
プチ贅沢しませんか」 と提案します
この時期のNo1は、うなぎです
「うなぎを食べただけで大丈夫のような気がする」
「体力落ちたらうなぎを食べる」 といった患者さんがいます
次はビーフシチューやタンシチューです
柔らかいお肉とデミグラスソースで
少量でも満足度が高いようです
「ソースをつけて食べたパンもおいしかった」 と話してくれました
続いてお寿司です
1巻づつお好みで注文します
「食欲がないはずなのに、酢飯は食べやすく
気がつけば8巻も食べられた~~」 と
そして最後の紹介は「ふかひれ」です
ある患者さんが、治療の帰りに
「銀座でふかひれを食べて帰りたい」 と言いました
車いすで入りやすく、遅くまでランチを行っているお店を探し
紹介しました
行かれた患者さんが
「夜と違ってリーズナブルな値段でふかひれコースが食べられた」と
満足げに教えてくれました
これらのプチ贅沢は当院の患者さんの実話です
発想を変え、目先を変え、お金を使い、満足を得る
こう暑いとそうでもしないと気持ちが上がりません